2024-06-09

シャモニーへ①

 また1週間の放牧してきました。今はもうトゥーロン戻ってきてるので回想です。

今度の行き先はシャモニー!

2009年に一度行ったことあるなぁと思ってブログを遡ったら、あった。
(「山火事、シャーモニー」2009年8月17日)

ちなみにこの記事のコメント欄に、母方のおじいちゃんが一言残してて泣ける。。当時インターネットを使いこなしていた。ブログにコメント残せるじーちゃんってすごかったんだな。


今回、本当は車で行こうと思っていたんだが急遽シャモニーの後ナントに行く用事ができてしまい、電車で行くことに。
トゥーロン駅。
マルセイユで乗り換え。
このローカル線のデザイン好き。



マルセイユからリヨン駅までTGVで来たのはいいのだが、リヨン駅の混みようがすごい。バカンスでもなんでもないのに?火曜日なのに?
ジュネーブ行きのローカル電車をホームで待っていたら、ものすごい人の数。こんなにジュネーブって人気だったっけ?みなさん大きな荷物を持っており、スキーでも行くのかな。
電車が来たと思ったらアナウンス。
「⚪︎番線、電車が通過します」

めちゃくちゃ小さい、2か3車両しかないローカル線がゆっくりやってくる。通過するんだし、これじゃないだろうと見ていると、電車は遠くに停車した。そして同じホームに居た人々が一気にその電車に乗り込み始める。

まず、この電車は通過するだけじゃなかったのか?しかもこの人の数に対してこんな小さな車両、冗談だろう、と私は乗らないぞと見ていた。
しばらく経っても新しい電車は来ない。
人はその電車に乗り続ける。
発射時刻は刻々と近づいてくる。。。


私の乗るべき電車はこれなのか…!!

電車はすでに満員状態。それでも人が押し込んで入ろうとする。私は悩んだ、どうする?押し込んで入る?それとも次の電車待つ?

奇跡的にギリギリで入り込めたはいいものの、廊下もトイレ前も全て至る所に人・人・人!!!おそらく乗車率は200パーセント。フランスでこれほどの満員電車を見たのは、おそらくパリ郊外以来だろう。
暑い、苦しい。
ドアが閉まるも、乗り込めずにホームに投げ出される人もいた。。世紀末!

ドアが閉まってからもなかなか電車は発車せず、蒸し暑い車内。
とその時、例のキリキリ・ザワザワする感覚が押し寄せてきた。

あ、これ、やばいやつ。。


冷や汗が出始める。

例の不安発作というのか、閉所恐怖症というのか、アレが出始める。
(コロナ期間中帰国した際、ホテルで発症したアレ)

やばい、やばい、今なら電車から出られるかも?
でも出ようにも、人が詰まりに詰まっててドアまで近づけない。身動きがとれない。

とにかく気を紛らわせなければ!と思い、イヤホンは忘れていたのだが、自分の好きな曲をめっちゃ小声で歌うことにした。今までの人生のターニングポイントで死ぬほど聴いていたあの曲たち。あれだけ聴いてたから音楽も歌詞もすぐ出てくる。気持ちが紛れる。やがて電車が動き始める。


この冷や汗が出てやたらと心臓がドキドキする発作のような感じが、この後3回くらい(!)やってくることとなった。ちなみにジュネーヴまで2時間。その名の通り地獄であった。ずっと立ちっぱなし、暑い、苦しい。
周りの乗客らは結構普通にしていた。サンドイッチを食べる強者、近くの人とおしゃべりを始めて仲良くなる人、さまざま。これだけしんどい思いをしてたのは私だけだったのか?


やっとジュネーヴに着いて、外の風を感じて、本当に幸せだと思った。



その後バスに乗り換え、

スイスからフランスに再入国。
シャモニー遠いな。。。
でも
トゥーロンからジュネーヴを経由しなければ、おそらくこの倍くらいの時間がかかった。特に待ち時間が長く、電車の数が少ないのが原因だろう。
あたりが段々と山に包まれていく。

そして、やっと着いたー!!!

駅にはロレンヌという、今回私を招待してくれた女性が待ってくれていた。彼女は私より1歳年下だがとてもしっかりしており、時々英語が出る。旦那さんがニュージーランドの出身であり、しかも知らなかったけどシャモニーにはかなりのアングロサクソンがいる。印象で言うならばおそらく人口の半分は英語が母国語ではないだろうか。それほど英語しか聞こえない。
私の電車ストーリーを話すと、本当に信じられないとみんな同情してくれた。
とりあえず無事に着けてよかった。
本当に良かった。

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