2022-02-21

ニースへ

フランスに戻って来たばかりなんですが、1日ナントで過ごして(3回目のワクチンを朝一でソッコーで打って)翌日すぐにニースにやってきました。あんなに長いこと飛行機に乗って来たのに、また飛行機に乗った。
 
ニースの空港にはジェレミーが迎えに来てくれたのだが、2009年にこちらに来てから、誰かに空港まで車で迎えに来てもらったのは初めてだったかも。パリに着いてもナントに着いてもロンドンに着いてもどこにいっても、元彼らは免許持ってなかったし。私が誰かを空港に送るばかりだった。
 
そんな些細なことなんだけど、ジェレミーの車に揺られながら、少し感動してしまったのだった(笑)ありがてぇ、、、と。(カナダにレジデンスで行った時はレジデンス先のJMが迎えに来てくれたけど、仕事上のことだったからね)
 

 

そんなこんなでおよそ2ヶ月ぶりにジェジェックスに会えた!!!めっちゃくちゃ嬉しかった〜!毎日オンラインで会話していたとは言え、生ジェレミーはやっぱり良かった。
 
 
海が澄んでる。
 
ニースには2009年の夏、来たことがあった。
それから一度も来てなかったからおよそ12年半ぶり。あのときは将来ニーソワ(ニース人)と付き合うことになるとは1㎜たりとも思わなかったなぁ…

建物が本当にチャーミングで可愛い。色も本当に豊か。
この日は天気が悪くてジェレミーは残念がっていたけど、金沢生まれナント在住の私にとっては最高なお天気日和なんですけど。
丘に登ってChâteau de Niceへ。
階段をはーはー息を切らしながら登る。
自然と光が私たちを待っている。
ニースの街は彩色が本当に豊かだ。パレットの絵の具をそのまま出したような鮮やかなものばかり。ジェレミーが描く絵はとても彩度が高くカラフルなものが多いけど、街を散策していて納得した。こんな素敵なところに生まれ育ったら、そりゃそうなるわ!
 
 
昔来たはずの街が全然違う町に見える。本当に不思議だけど、この12年間 私にもニースにも色々あったのだねぇ
 

ニースの風景+説明しているジェレミー手


2022-02-18

夢の国から現実へ

成田から出発してちょうど24時間経ったころやっとパリに着きました。これでいちおうは一安心なんだけど、なんせ地方に住んでいるので 家に帰るまでが遠足。。
 
 
 
ちなみにわたしがワクチン保持者かどうかなんて、一度もチェックなかったです。日本の空港職員があれだけ念入りにチェックした書類たちも、すべてただの紙切れになった。パスポートチェックもいつもの通り、わたしのパスポートをパラパラ見て
「SA YO NA RA !!!」
 と自信満々に言われて、この人間の違いに笑わざるを得なかった。笑
 
 
 
(こちらトランジットのアブダビで荷物整理してたら、みゆきちゃんからもらったコレが出てきて感傷に浸る、の写真)

 
電車に乗って帰りたいけど、
数日前からシステムが変わったフランス政府の「衛生パス」のせいで、今やわたしのワクチンパスは無効らしい。まだ2本しか打ってないので、24時間以内の陰性証明がないといけないらしい。めんどくさいが仕方がない。
 
空港でテスト実施しているので、さっそく向かう。
 
 
(関係ないけど、こちら出発前に羽田で受けた陰性テストの場所で。唾液採取のためだけど、面白い。この写真ほしい!)
 
そこの職員の方の対応があまりに冷たくて、「あぁフランス帰ってきたー」って実感した。わたしは結果が早く出る抗原検査 を受けたかったのだが、ついついPCR検査のための申込み用紙に記入していた。紙を提出するときにやっと気づいて
 
「あ、すいません、わたしが受けたかったのは抗原検査なんです」というと、担当職員がため息をひとつ大袈裟について、

「だからさっきPCRか抗原検査か聞いたじゃないですか!」

と逆ギレしてきた。笑
おおおおぉぉぉぉこれこれーーーー
ここ1ヶ月半お預けになっていた、この冷たい感じ。
 
 
 
 
そのあと無事陰性のテスト結果(鼻グリグリの方)が出て、すぐパリ市内に向かう。
 
RERのB線(しかも特急)に乗っていたので35分くらいで市内に着くと思っていたのも束の間、電車が停車しアナウンス。
 
「人身事故が発生しました。しばらく停止します」
 
 
その後結局とある駅に停車し、全員下車を求められた。
ホームは最強にごったがえす。。みんなイライラ、不安。
 
しばらくして駅の職員らしき女性が支持を出している。
 

乗客はその女性に詰め寄る。みんな、めっちゃ、キレる。
しかしその職員は負けない。とてもサバサバと言った
 
「どうしようもないことなんです!!電車はどうやっても動きません!今も電車の下に人が挟まっているんですから!!!
電車はこれから2時間は動きません!パリに行くならあそこにあるトラムに乗って、○○まで行って、RERのE線に乗り換えてください!」
 

ホームにいた人は全員それに従う。
 
 
わたしは25キロ近いスーツケース+巨大なリュックサックを持っていたし、移動はかなり苦労した。案の定トラムは激混みとなった。コロナ、大丈夫かいな、、、しかもギリギリになってトラムに乗り込む人が大量におり、その人らを見た中の乗客がひどい罵声を浴びせる。めちゃくちゃにいがみあう乗客たち。

日本から戻ってきて、この現実と向き合うのには正直かなりキツかったけど、内心可笑しくて可笑しくてたまらなかった。
あぁわたしフランスに戻ってきたんだわ・・・と。


そのあとRERに乗り換えるとき、駅構内のエレベーターでとあるおばあちゃんと二人きりになった。自然と世間話を話す流れになり、わたしは日本から帰国したばかりで2年ぶりに家族と会えたと言うと自分のことのように喜んでくれた。彼女は昨日息子と喧嘩をしたことなどを話したけど、そういうこともあるよねぇーと、心底同調してたらこの短い時間にとても意気投合した(笑)
 
 
さっきまでトラム内で人間たちの醜いバトルが繰り広げられていたけど、少し経てばこんな風に見知らぬ人と面白い世間話ができるのだった。なんかこの数時間でフランスのいい面悪い面を全てダイジェストで見せられた感じした。。
 
 
 
 
 
 
その後はとくにハプニングもなく、無事ナント行きの電車に駆け込み、無事自宅に着きましたー
シャルルドゴール空港についてから自宅に着くまで
約7時間もかかった。。。 遠すぎ!
 

アブダビ経由

ついに日本を発つ日がやってきたけど、悲しいやら嬉しいやら疲れたやらで、どんな感情を持っていたかよくわからないまま飛行機に揺られていた。

東京の思い出。

気づいたら大分ゴリ押し人間になってしまった。
なんかいい
ガラガラの成田空港。国際線出発ロビー。 
 
Etihad Airwaysを利用して、アブダビ経由でパリへ。
受付カウンターのお姉さんが、各旅行者の書類を舐め回すように見ていてちょっと引いた。笑


数日前在仏日本大使館から一斉メールで
「フランス入国に関して、ワクチン接種済みの者はどの国からの渡航者であっても入国時に陰性証明の提示が不要になりました」
と言っていた。でも一応念のため私は木下グループでPCR検査を受け、陰性証明を用意していた。
 
陰性証明を見せるとお姉さんは開口一番
「これでは残念ながら、どのPCR検査をされたのか分かりません。なので渡航はちょっと…」と言いだした。確かに英語表記だと「PCR test」としか記入されておらず。
 
はあああぁぁ???しらんがなーーーー
 
と叫びたくなった。
 
でもめげない。
もともと私フランスに行きたいんだし、本来なら陰性証明は不要と主張する。

カウンターのお姉さんに日本大使館のメールを携帯で見せる。彼女はそのメールをまた舐めるように読み、しぶしぶオッケーをだしてくれた。
お姉さんは最後「すみません、やっぱり慎重になってしまって…」と言ってくれたが、にしても時間かかりすぎだし慎重になりすぎだよ。。。
 
ちなみに私の横でチェックインしてた人は、「陰性証明が紙に印刷されてない」という理由でコンビニに印刷しに行かされていた。この2022年に??!!まじありえない!!!こういう紙にこだわる感じがなんとも日本ぽくて、あっぱれな具合に遅れている。かなり驚いた。

 
フライトの3時間前に余裕で着いたと思ったら、結局カウンターで待ち時間入れて1時間半かかった。
 
 
ガラガラの空港。
 
機内はガラガラ。 
 
 
アブダビの空港、コーランが流れたりしてた。
ちなみにトイレにはこういうビデがあった。
アブダビからパリの飛行機はほぼ満席だった!!!
コロナ前に戻った感じだった
 
 全部で24時間くらいかけてパリに着いた。遠かったー
  

 
 
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