2022-12-28

マレーシア・ペナン④

マレーシアと日本の時差は1時間。
私の脳内では、日本との時差は7(もしくは8)時間とインプットされているので、時々日本の両親からすぐに返事が来ると「え!今寝てる時間じゃ?」とびっくりする。

ちなみに飛行機のトランジットで滞在したスリランカ。日本との時差は3時間30分だった!!!これにはそうとうたまげた!1時間単位じゃなくて、30分???全く知らなかったーーーーー



マレーシアでの移動はみんな配車アプリ「Grab(グラッブ)タクシー」を使っている。
まずとにかく便利!!
アプリで自分の今いる場所と目的地を入力すると、近くにいるGrabドライバーから「あと○分で迎えに行きます」と連絡が来る。待っていると車がやってくる。(車のナンバーで確認できる)
値段が最初から表示されているので安心だし、そしてめちゃくちゃ安い。10kmくらいの距離を、おそらく15リンギット(450円くらい)でいけちゃう。交通量や時間帯で値段変わるそうなのでおおまかですが。私はアプリをダウンロードしてないけど、パスポートのコピーを登録しなきゃいけないとかで、信頼も約束されているように思います。




話は戻ってPenang Hillのあと。
みんなでグラーブに乗ってKek Lok Si Templeへ。
東南アジア最大級の仏教寺院「極楽寺」。中国とタイ、ビルマの建築様式を融合させたものらしいです。
ひたすら金色とたくさんの赤色。
天国みたい
空いた口が塞がらない
絶景
お土産コーナーもすごくて、寺の中でさえも関係ないサングラスとか売ってた
入場料は無料だけど、こういう乗り物に乗って上にいくとき3リンギット払う。
これ本当に巨大すぎた!写真じゃ全然わからなくて残念


そのあと家に戻る。
朝8時半ごろ集合で、解散は18時。
夜はテキトーに食べて、そのあとカフェに行ってこれまた美味しいケーキ食べた。

しっかしマレーシア 滞在、濃い。。。

マレーシア・ペナン③

そういえば前回の記事で書き忘れたけど、クリニックでジェレミーがお医者さんに質問した。
ジェレミー「抗生物質だから、アルコールも控えるべきですよね」
医者「んーー。別に飲んでも良いよ。」
私・ジェレミー「え!!!」
医者「1杯か2杯か、、、まあそんなにたくさん飲まなければ」
私「いいの??」
医者「逆にそういうの全て禁止することほど悪いことはないってもんだ!砂糖だって、少しくらい摂るのがいいってもんだ。全く禁止してしまうのは本当に良くない。とりすぎはもちろん良くないけどね。」
ジェレミー・私「はははは!!たしかに!」

おもしろい医者だよね。。


こちらで食べているもの。
Laksa (ラクサ)スープ。7リンギット(約210円)と安く、美味しい!海老のだし、レモングラス、シナモンなどのスパイスがはいってるらしい。いろんなところで食べたけど味がどこもちょっと違うような。
フードコートでは地元民で賑わう。歌謡祭みたいなのが見れる。踊りが80年代みたいな感じがする

翌日は元気になったので、ハイキングに出かけた。
ジェレミーの知り合いのひと2人(仏人とマレー人)と一緒に。
この日は12月25日でクリスマス。サンタの帽子をかぶってハイキングする人もいた。
今が12月だなんて信じられん

麓のインドの寺院
野生の猿がいっぱい!
横でウーバーイーツのバイクを襲撃していた。怖い
Penang Hillまでの道。標高833メートルを目指します。
道が険しい。登りばかりでけっこうきつい。
蚊や虫が怖くてジーパンで来たのが本当ミスチョイスだった。短パンでくればよかった。汗だく。私以外の3人はみんな短パンでちゃんとスポーツマンらしき格好だった。正しい。
登り3時間。汗だく
写真は優雅に見えるけどねー
自然大好きマン

見たこともないような植物がいっぱい
サイズも色も形もすごい。

頂上らしき場所に着いたーーー
ザ・ハビタット ペナンヒル (The Habitat Penang Hill)に行く。エコツーリズムパーク?らしいけど、明確に、自分たちの足で登って来た3時間の方が自然が素晴らしかった。。。60リンギット(1800円)も払って入場したけど、みんなで後悔した。バカ高い。。。

軽く昼ごはん食べる。チャーハン。
これが私たちのクリスマスの食事となった(笑)
フランスではクリスマスは日本の正月みたいな感じで、家族が集まってご馳走を食べるので、そのコントラストに私もジェレミーも大爆笑であった。

そのあとこの乗り物に乗って麓に降りる。3時間かけて登ったけど、降りるのは10分しかかからなかった。

冒険は続く

マレーシア・ペナン②

ペナン2日目。
蚊はいっぱいいて、しかも飛ぶ速度が速い!なかなか倒せない。でも長旅で疲れているから寝れる。奇跡的に全く時差ぼけがなかった私。ジェレミーは1週間以上も時差ぼけに苦しんだので「信じられない!」と驚いている。
しかし元気だったのは昼頃まで。なんとそのあとちょっとした事件が起きる。
 

ペナンの何がいいって、まずすごく平和。そして食べ物や飲み物が全て安い。ただお酒はフランスより高い。さすがイスラム国。写真は後日のものをランダムにのせてますー 昼から飲んではない
 
 
お持ち帰り用のスイカジュース。120円くらい
フードコートで頼んだコーヒー。
左がアイスコーヒーミルク入り、右がアイスブラック、なはずだけどどちらもたっぷり砂糖が入っている。ジェレミーは甘いものを全然食べたり飲んだりしないので、半分も飲めてなかった
バナナの皮で包まれたもの インド料理だったと思うけど名前忘れた
ジェレミーのアトリエ

ギャラリーやお店がいろんなところに。
 
午後から少しずつ用を足す時に違和感が出てきた。
 
膀胱炎っぽい。今までに何度かなったことがあるけど、薬局で買えるサプリメントを飲むとすぐ治る程度。だから今回も薬局を見つけて何か薬を買いたいと思い、ジェレミーと薬局を探す。
探しているといよいよヤバい。大型ショッピングセンターに薬局を見つけたが、まずトイレに行かなければ。用を足すと、びっくりなことに血が混じっておるではないか!なんじゃこりゃあああ
私はパニックになり、ジェレミーにそれを伝える。痛みもどんどん増す。薬局に駆け込んで拙い英語で伝えると「膀胱炎のための薬はこれね。でも血尿が出るのなら、絶対にすぐクリニックに行った方がいい」と言われたのでクリニックを探す。
 
そのとき携帯で「血尿」という単語を調べると、ものすごい多種多様な結果が出てきた。私はもしかして重い病気なのではないか、こんな辺鄙なところでこんな病気が見つかって、あぁどうしたものか、もうすぐフランスに戻らなければいけないのでは、、、!!とめちゃくちゃ狼狽えたのであった。それをジェレミーに伝えたところ
「牧子、今の時代『腰が痛い』って検索をかけるだけでも同じような結果が出るよ。心配しないで、絶対大丈夫!!」
とすぐに言ってくれて、この彼の言葉にもんのすごく安堵した。
(たしかに、だいじょうぶかも。分からないものに対して理由もなくおおげさに反応するのは良くないよね)

 
インターネットでジェレミーのアパートのほんのすぐ近くにクリニックを見つけた。しかも!前日たまたま見かけた猫(椅子に座っていたあいつ)のところが、クリニックだったのだ。そこがクリニックだなんて全然気づかなかった!
 
さて 最強に痛い。
 
 
その時点でもう19時半を回っていたと思う。しかもその日は12月24日。フランスならもう何もかも閉まっているであろう。 病院の救急に行っても何時間待つか分からないレベル。
いざ、不安な気持ちでクリニックのドアを開けるとドアが普通に開くではないか!!受付の人も普通にいる。「医者に診てもらいたい」と伝えると
「あー今ご飯食べに行ったから、1時間後くらいにまた来てくれる〜?」
と軽い返事が返って来た。
わたし、拍子抜けした。
しかしこの軽い感じが、ものすごく私を救ってくれた。
あ、なんか大丈夫かも。と。 

一度家に戻り、さっきもらった膀胱炎の薬が効いてきたのか、楽になってきた。でもまだ血は出る。
1時間してクリニックに戻る。パスポートを見せてしばらくすると自分の名前が表示される。
 
 「ミス、2番の部屋に行ってくださーい」
その部屋に行くと、インド系?の50代らしき医者らしき人がマスクを鼻下までずらした状態で「ハロー」と言った。独特な訛りの英語。ギリギリ分かる程度。ジェレミーはこちらの人の英語に慣れているから全部わかるっぽい。
 
医者「で、どうされました」
私「午後から膀胱炎の症状が出て、痛みもあります。っていうか血尿も出るんですが!」
医者「ふーむ。。。膀胱炎ね、血も出るんだね。。。年齢は?」
私「35です」
医者「25ね、」
私「違います、35です、3と5!血尿なんて人生で初めてなんです!!」
医者「え、初めて??はっはっは!(なぜかここで爆笑)35歳で初めての血尿??いやーーーきみ、よっぽど健康なんだね〜〜!!やーー羨ましいよ、いままで何も大した病気してないんだねーーー(ずっと笑っている)35で初めての血尿かーーー」
 
私、めちゃくちゃあっけにとられる。
しかしお医者さんがあまりに爆笑しているので釣られてめっちゃ笑う
(35歳で初めての血尿がそんなに面白いのか?) 
でもお医者さんから意地悪な感じは全くせず、ただひたすら安心させてくれた。
 
 
医者「尿路感染症だろうね。抗生物質の薬5日分出すから飲んでね。膀胱炎の薬も同じやつもう少し出しとくねー」
私「あ、はい。。」
医者「これで大丈夫。何も心配はいらないと思うけど、もし万が一5日経っても治らなかったら またきてねー」
(そのあとパソコンをカタカタしている おそらく処方箋書いてた)
 
医者「ところできみたち、どこから来たの?」
私「えーと、フランスです。」
医者「え??」
私「私は日本人ですがフランスに住んでます」
医者「だよねーーー!フランスっぽくない顔しているからびっくりしたよ」(突然ジェレミーを見ながら)「ところでフランスはW杯の決勝戦惜しかったねーー!!!」

最後サッカーの話をするお医者さんがあまりにウキウキしてて、今までの診察は一体?と思うほどだった笑
 

そのあと受付で診療代(50リンギット)と薬代(およそ35リンギット)全部で85リンギット(2500円ほど)払った。びっくりしたのが、薬をその場で買えたこと。処方箋持って薬局を探さなくて良いって、本当に便利すぎる。しかも24時間空いてるそうだ。それでこの値段は本当に安いと思う!!
 
 
何故だか分からぬが、わたしは相当安心したのか、
薬を飲んでもないのにその時点でかなり痛みは和らいでいた。血もだんだん薄くなって、夜には普通の尿の色に戻っておった。なんだったんだこの午後のアレコレは。。。夕食も普通にモリモリ外食した。なにこの回復力。


とにかく今はめっちゃ健康で普通にしています。抗生物質も飲んで、まったく痛みも何にもありませーん。
異国の地で病気になるのは本当に怖い。本当何事もなくて良かった。お世話かけましたーありがとう。
 
コルテオ 太陽光発電