2020-05-25

皮膚科の先生のビデオ診療

いい天気だなー
ん?
こんなことしてたら悩みなんて全部吹き飛びそう。
うらやましー!!!
でもこんな目立つところで、こんな風に大の字になって寝れるほど勇気ないーーーー




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ここずっと手荒れなどの皮膚トラブルもなく
かなり健康に過ごしていたのですが。

昨日から今朝にかけて、自分でもびっくりするくらいの痒みに襲われまして。もちろん起きたし、どうしようもなく無意識に掻きむしって掻きむしって、、、寝た。


起きたら あーらびっくり。
両手の指の指の間がひどいことになっており、痛いし赤いしジュクジュクしている。。犯人は自分。わかっちゃいるけど、辛い。
ずっと順調だったのに、なんでだ?
今までの努力は一体何だったんだーーーーー!!!!
テルミーサムワーーーン


どうしようもないので、ダメ元で皮膚科の先生のDoctolibをチェック。先月予約をとったものの、なんと6月半ば。これがフランスの医療事情でつらいところ。専門医にみてもらうのにけっこう待つ。色々裏技はあるもののやっぱ何ヶ月も待てない。

もしかして今週超ラッキーで予約とれたりしないかなーと思っていると、明日午前中ビデオ通話で診察してもらえるじゃん!!!
いいじゃんいいじゃん、ビデオでも何でもいいから診てもらいたい。(ちなみに診療代は通常診療と同額)
ということでソッコーで予約を取って小躍りしていたわけですが(今回はブロッコリーは手元になかったけど)、数時間後に先生から留守電が。


「ボンジュール マダム・・・・・フゥリュイシ(古市)。勝手で申し訳ないのですが、明日の午前に急な用事がはいってしまって診察できません。なので診察は今日の夕方18時15分に変えましたので、よろしく!」


えっ!今日!!!???


ちょっとびっくりしたけどこのご時世、予定も何もありませんのでウエルカムです。

「予約時間の10分まえから待機を」と指示されていたので、それに従いましたが、待っても待っても応答がなく。すると先生から「20分遅れますー」というメッセージが。ビデオ診察を利用するのは初めてだったけど、20分っていわれても、待合室にいるわけじゃないから本当楽。20分好きなことが出来る。私はアトリエにいたのでその間掃除機をかけた。


ついに先生とビデオを繋いだわけだけど、なぜか先生の顔の上半分しか見えない。3年前に一度診てもらっただけなので、きっと私のことは覚えていないだろう。先生の髪ってこんなにグレーだったか?それにしても男前ー!
予約したときに、手の状態の写真を5枚ほど送っていたので、ビデオで話すことはあんまりないんじゃないかなと思っていた。先生はカルテを見ながら
「3年前に一度診たんだね。あぁー君のことよく覚えてるよ!」

(よく??)

先生はドイツ人で、すごくチャーミングなドイツ訛りがある。

「私もよく覚えてますよ(当たり前) 先生お元気ですか」

「今も絵を描いているの?後ろの絵は君の?」

うしろには絵の端っこが写っていた。

「そうですよー今アトリエにいるんです。レンヌですけど。今レジデンス中で。」
「そうかー ちょっとさ、絵をもっと見せてよ!」

というので、パソコンを持ち上げて
(皮膚の話はどこへやら)
アトリエを簡単に見せてまわったのだけど、先生めっちゃ嬉しそう。なになに、そんな嬉しそうな顔されたら、私も嬉しいやん

「いいねーーさっきの絵の、左から三番目のやつ、もっと近寄って見せて!」
というので見せてたら、なんか突然私も先生も可笑しくって大爆笑してしまった。。だっていま診・療・中でっせ
いつか絵を買ってくれ!と思いながら、とりあえず診療に戻ることにした。でも話がすぐそれるので、「診療は10分」と書かれていたのに30分くらい話していたかもしれない。
先生が処方箋を書く間 しーーーんと沈黙が続くので、それがもったいなく思う私はコロナの話とかフランス言語の話とか、しちゃうんだ。


コロナではドイツの対応が評価されてますよね、と言ったら
「でもナントやレンヌでは感染者数も死亡数もだいぶ少なかったから、ドイツと同じようなものだよ。ただパリがひどかったね。ベルリンも首都だけど、パリみたいにあんな密度高くないでしょう。だからじゃないかなー あと感染者数の多かったイタリア・スペイン・フランスにはビズ(頬にキスをする挨拶)文化があるじゃない。ドイツはほら、握手だから。接触度が違う。日本もでしょ」

この時すぐに「イギリスはぁぁぁぁ???」と聞きたかったけど、先生に嫌われたくなかったので聞かなかった。でもイギリスはハグ文化があるから、それかな?



通話の途中で先生の診療所近くにある教会の鐘がゴーン!ゴーン!とめっちゃ大きく鳴り始めた。
正直めっちゃうっさいけど、二人で無視しながら色々話をしていた。すると先生が神妙な面持ちになって

「鐘、聞こえてる・・・よね。」というので
「・・・へい。」と返事すると
「うるさい・・・よね」というので
「・・・へい。」と返事した。


先生がチャーミングで、何か話したら絶対嬉しそうに返事くれるから、もうしゃべりたくてしゃべりたくてたまらない私。(うざかっただろうに。)

鐘の音を無視してでも何か私がまた話したら
「ちょっと待って 窓しめるわ」と言って席を立って窓を閉めた。その間、私は黙っていた。(処方箋書くのに迷惑なだけだし、別に大事な話でもないからいっか)と。
すると
「で、何か言い始めてたけど、なにかな?」というではありませんか!
自分からグイグイいかないと話を無かったことにされるフランスの文化(偏見かも笑)に慣れきっていた私はちょっとびっくりした。先生サイコーに優しいーーーー



私「ビデオ診療始まってどうですか?私は今朝湿疹が出て、すぐに先生に診てもらえたから超嬉しいです。以前なら数ヶ月待たなきゃいけないでしょう。ビデオ診療の方が便利でいいのでは?」

先生「それがね… 僕毎日朝7時半から夜遅くまで働きっぱなしなんだよ。。1日60人ほどの人から予約申請が来るんだよ。僕一人で頑張っても30人しか診れないのに!今日も、君の診療終わったらまたやることあるし、すぐ帰れないんだよね。。」

私「え!!じゃあ私ってかなりラッキーガール?」

先生「そうだよ、かなり!(ニヤリ)」



そんなこんなで診療が終わり、感謝しまくりながら通話を切るとDoctolibの自分のアカウントから処方箋がダウンロード出来るようになっていた。薬局の閉店時間が迫っていたのでダッシュで一旦家に帰り、処方箋を印刷、ダッシュで薬局へ。
便利なんだけどさ、これだけテクノロジーが発展しているのになぜ処方箋を印刷する必要があるのか?なぜ、紙?印刷しない方法もあるのかな?私が前働いていた薬局では紙以外のシステムなかった気がするけど?わからん。

ということで長くなりましたが、薬で手荒れが良くなりますように。コルチゾンめっちゃ入ってるやつ。

コロナの影響で仕事の働き方とか、今回のように医療の対応も変わっていきますねー良し悪しありますが、変化を間近に見ているっていう実感があって、それだけでドキドキします。社会が変わるって、こういうことをいうのか


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