2022-05-03

レジデンス Les-Ponts-de-Cé

ナント市から東に100㎞ほど行ったところに位置するAngersアンジェ市、その南部にLes-Ponts-de-Cé(レ・ポン・ド・セ)という小さな市があります。そこで私は5週間のアーティストインレジデンスをします。
 
予定が色々重なってしまって、5週間を区切り区切り3回に分けて行う。ナントとここを行ったり来たり。
 
 
このプロジェクトは公募とかではなく、市の人から私に直接お声がかかった。こんなこともあるんだね。
レジデンス中は主に現地での作品制作、住人との交流、小・中学校や文化センターなど教育機関でのワークショップなど、やること盛りだくさん!夏前に個展もする。要は私を使って町おこしをするようなイメージだ。(私で町おこし、できるんだろうか?)


さて初日、私のために用意されていたアトリエだけど、キッチンのドアの鍵が無い。ということは水道にアクセス出来ないので水彩画が描けないということで、文化センターの一角を借りて作業。
 文化センターにはいろんなものが貼ってある。
 
役所で働く方々も非常に人数が少ないので、ピリピリしてなくて和やかムード。居心地は良い。でもこんなアートプロジェクト初めてなので、皆さんすごくおどおどしているというか。でもすごく優しいのでいい感じ。
 
 
こちら、一番初めのお仕事。
Conseil municipal des enfants (市町村児童委員会と訳すのか?)の子ども達向けに「アーティストとは一体どんな仕事か?」を講義。
市町村児童委員会、、、日本にこういうシステムがあるのかわからないけど、聞くと彼らの平均年齢9〜12歳。全員で21名。各々の小学校で選挙があり生徒らに選出された子ども達なのだとか。それぞれ市に提案するプロジェクトを掲げ、しっかり本物の選挙みたいなシステムらしい。すげー
 
ちなみに彼らは2年かけて
「町の掃除・美化」
「来年4月カーニバル開催」
「お年寄りとの交流を深めるための活動」
を実行するのだとか。
 
そのほかに、彼らは1ヶ月に1度、今日私がプレゼンをしたように色んな職種の人を招いて、その人の「仕事」について学ぶそうだ。次回は消防士とかを考えているそう。私の次が消防士とか笑える…でもアーティストっていう仕事って本当に不明だよね。
 

しかし私はこういった講義やプレゼンをするのが大好きだ。フランスでのアーティスト活動について、日本で講義をしてくださいと言われたら喜んでする!フランスでの生活や制作、町との関わり、日本人としてどんな風に扱われているか、フランスでの美術の捉えられ方とか、機会があればめちゃくちゃ話したいし、日本の皆さんの声も聞きたい。
 

ちなみに今回講義中に、別のプロジェクト???で???子どもたちの似顔絵を描いている人がいた。(なぜだかは理解できなかったが)
で、私も描いてもらった!似てる!

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