2023-01-27

設営

設営は毎日、9時から18時ごろまで行われたが、小説の中に入り込んだような毎日だった。美術館で働く人らが入れ替わり立ち替わり私のスペースにやって来てくれて、色んな話をした。
監視係の人がおそらく15人くらい?いるのだけど、みんなめっちゃ濃い人ばかり。全員の名前は覚えられなかったけど、顔はみんな覚えた。びっくりしたのが、一人めちゃくちゃ元気で陽気なおじいちゃんがおり、彼は仕事がない休みの日にまでも美術館に来て展示をゆっくりみるのだとか。そして気に入った展示は思ったことなどをメモにとるんだって。他にもアーティスト活動している人、音楽をやっている人、様々な人がいるもんだ。
 
あと設営をしてくれる技術者の人々もめちゃくちゃ最高に面白かった。どこの美術館やアートセンターでもテキパキしている設営技術者たち。彼らも彼らの目線でシャガールを語ってくれて、それが純粋なものでとても私の心に響いた。
シャガールって愛されているなぁーと思わずにはいられない日々でした。

私のシルエット。これだけでも不思議と私ってわかるもんだ。
お昼はサンドイッチとかpain bagnat(カタカナで書くとバンバーニャ?私的にはパンバニャー)を職員専用キッチンでみんなで話しながら食べてた。けど1回スタッフ連れてアコヤさん行って来たよ! 
夏に食べに行った時はアコさんが一人で切り盛りしていて大変そうだったが、今回はスタッフが2名もいらして大丈夫そうだった。よかったー
相変わらず美味しすぎて、みんなで大満足でした。また来よう〜
 
 
ある日、夕方日が暮れてふと外を見ると、ガラス越しにシャガールのモザイク画と私の絵が同時に写っていた。自分でいうのも変だが、外のライトの具合もあわさってかなり幻想的で目に涙が浮かんだ。「こんな素晴らしい機会、普通ないよなぁ…こんな歴史的画家とコラボッちゃって、私ってなんて幸せ者なんだろ・・・」と改めて感激したのだった。
確かに色の具合がめちゃくちゃマッチしていて、自分が招待された理由がこの時やっと頭の中でカチッと理解出来た。
嬉しいね。
 
プレスリリースでは20名近くの方が来られた。その間も私は絵を描き続けていたのが、みんな絵を描く私を写真に撮るので一生懸命で自分は動物園にでもいるような気分を味わった笑
面白かったけど、ちょっとびっくりしたよ!

Aucun commentaire:

 
コルテオ 太陽光発電