2024-09-29

北からナントへ

あっという間に1週間が経ってしまう。北からナントに来てます!久しぶり!

早速E1のお家に呼ばれて巻き寿司パーティーだーーーー
うまあぁああ
毎回レベル上がってる。
そして今回はE2の家に泊まる。
今回のナント滞在は大きな大きな絵の制作です。

高さ4メートル、幅7メートルのパネルを作ってもらって、そこに絵を描くよ!
建設会社を経営しているアートコレクターの人々が、私に絵の注文をしてくれたのです。新しい建物を建設中なのだが、牧子の絵をエントランスに飾りたいと。いつか絵は取り払って別の場所に持ち帰りたいので取り外しができるよう「壁画」ではなく「絵画」の注文。
この絵の制作のためにちゃんと下絵を描きました。その下絵から6色を選んで、各階にその色を当てがい(1階は深緑、2階は黄色、3階はディープブルー・・・のように)、椅子やテーブルや壁色などをその色にするんだとか。
なんかすごい。私の絵が与える影響大きくないか!?

こんな責任重大なプロジェクトを提案していただいて本当に嬉しいです!!

2024-09-28

職人に会いに

毎日ロバに会いに行く

3日目は午前中、陶芸家の女性の元へ。
もしかして私の作品制作でお世話になるかもしれない方。普段こんな外から来たアーティストと仕事をすることはないだろうが、とても快く私を向かい入れてくれた。聞くと彼女は昔ロンドンに住んでいた。その時大変良くしてもらった友達が日本人女性だったそう。その人ととても気があったこともあり、日本文化や仏教などさまざまなことを教わったと。なのでこうしてまた日本人と出会えて嬉しい、と言ってくれた。それを聞いて私は「みちよさん(確かそう言った名前だった)、ありがとうございます…」と感謝した。
フランスで活動していると時々日本贔屓の人に会うんだけど、日本文化を発展・確立された先祖の皆様に感謝しかない。「日本人であること」で得をすることが本当にしょっちゅうだ。ありがとう。

長いこといろんな話をして助言をいただき、オフィスに戻ってスタッフの皆さんと昼食を。またマロワールのタルト!

その後は籠細工Vannerieの職人に会いに行った!!
とにかく看板がめっちゃいい
パスカルというもう何十年もこの仕事を極めた籠細工職人。革のエプロンがめちゃくちゃかっこいい。

この棒に施されたものは日本の結びらしく、全然知らなかった。私が今の時点で考えている作品を実現するために助言をいただき、それが脱線していろんな話をした。おそらくこうしてアーティストが訪ねてくること自体が稀なので、彼も嬉しそうだった。
籠細工を専門にする職人はフランスで100人ほどしかおらず、人数が年々減っている。そう話すパスカルも7ヶ月後に引退をするそうだ。引退と言っても、職業的に引退するだけであって、それからは自由にアート作品の制作に打ち込むと言っていた。もうめっちゃいい!

日本は竹を使うがここではOsier (毎年冬に刈り取られる柳Sauleの若芽から作られる)を使う。私の作品作りに同じ技法を使うかはまだ分からないけど、今回1回会っただけでもかなり有益なアドヴァイスをいただいた。


パスカルがコーヒーを飲みながら、何か手を動かしているなぁと思ったら「これあげる」と、指輪をくれた!なんでサイズ知ってんの!?嬉しい!!!ありがとう!!!
何度もお礼を言ってブノアとレジデンス先に戻ってきた。

出会いが、交流が嬉しくて、興奮気味にジョルジュに電話して指輪を見せたら彼は驚いた顔をして開口一番「牧子、結婚したの?」と。それが面白くって面白くって、しばらく二人して爆笑した夕方でした。

あーーーいい日だったー!

2024-09-27

田舎をドライブ

二日目朝、コ・ディレクターのブノアが来てくれた。2人で打ち合わせ。来年初夏に開催される現代アートのフェスティヴァルにどんな作品を発表するか、考える。そのためにはどんな人に今回会いに行くべきか相談。真剣な話をしているかと思えばついつい脱線する。けど それが結構大事だったりする。結局2時間にもわたった。

午後はオフィスの車を借りて、一人で近くの街を散策した。街、と言っても本当に小さい。村、と言った方が早いかも。église fortifiée 要塞教会を巡る旅をした。
(私のボロ車と違って、今の車って本当に騒音がない。ラジオだってかなり鮮明に聞けてかなり驚いた。ちなみにラジオでやってた特集は「未成年者のうつ」だった。)

いろんなタイプのものがあるけど、田舎すぎて人がいないからか、全て閉まってた!なんてこった
周りはこういう風景ばかり
墓地もセットで。
一つだけ開いてた。
2〜3時間かけて10件ほどの教会をまわる。
田舎道ばかり運転してクタクター

ポニー
このロバのモヒカンかっこいい!!!

近所(と言っても30-50kmくらいの距離のところをうろちょろ)を散策して収穫があったかはわからないけど、どこで何が生きてくるか分からない。
しかし暗くて寒くてジメジメしている。でも金沢ってこういう感じの気候だったなぁと、地元を思い出すよ

2024-09-25

北へ

今回はまぁまぁ長めの放牧。

トゥーロンから電車4時間、
パリを経由してその後また2時間、今度はローカル線にのる。
独特な雰囲気の北駅。

電車を降りたら土砂降りの雨。
電車の中で乗り合わせた知らないマダムに
「ここへはヴァカンスで?」と聞かれたので
「仕事です」と答えたら
(え!?こんなところに!?)みたいな顔をされた。

よく考えたら仕事でもヴァカンスでも、こんな世界の果てみたいなところに人が来ること自体がすごいことのような気がする。(失礼)

本当に人が少ない。
むしろ4つ足の動物の方が多いんじゃないか


駅までスタッフの人に迎えに来てもらって、
La Chambre d'Eauに着いたー
研修生のジュリエットが迎えに来てくれたのだけど、「私はよく事情を知らないから」と言ってそそくさと事務所の方に車を走らせて行ってしまった。
7月にここに来たからなんとなくは知ってるけど、私ひとりぼっちに。。。


キッチンに私用の野菜が。
うま!
午後に着いて、早速コーヒーを淹れて一人飲む。
夕方までずっと一人だった。
なんか、私ここに来た理由って・・・?と思ったけど、騒音ゼロの自然に溢れた環境で調べ物をしたり絵を描いたり考え事をしたり、すごく贅沢だな。
夕方にやっと担当の人が来て安心した。

しかし天気が悪い。週末は天気が良かったらしいけど、そう聞いても全然信じられないくらい天気が悪い。笑

2024-09-22

美術館でワークショップ

フランスにはjournée du patrimoine(文化遺産の日)がある。毎年9月の第3週末?にフランス全土で、さまざまな文化施設でいろんなイベントが開催される。主に施設の無料開放だけども、トゥーロンはほぼ全ての文化施設がすでに無料なので、特別感はない。

1年半も前のこと、美術館のスタッフからメールを受け取った。そこでアトリエに彼女たちを招待し、話を聞いた。すると2024年の文化遺産の日に牧子に一般向けのワークショップをしてほしい、と。なぜならその期間、水彩画の展示(主に18•19世紀のものだけど)がやっているから。

美術館!
 
まずは水彩画の展示をガイド付きで見学。
水彩画は当時「美術作品」として認められていなかったそうな。油彩やテンペラ画とかに比べてかなり痛みやすく水がかかったらおしまいだもんね。下絵とかラフ画として認識されていたそうな。わたしも大学の時(油画専攻にいた)水彩画を描いてたら日曜画家みたいなもの使って、と言われたことがあった。
 
展示会場の真ん中に、昔の画家が書き残したクロッキー帳?というのか、デッサンノートが広げてあった。水彩画はとにかく日光に弱い。なのでこういった「誰かに見せるように描いたものではない絵たち」が、 実は一番良い状態で保存されているとのこと。
 

そしてそのあとアトリエをするお部屋に移ってみんなで絵を描いた。定員は20人。キャンセル待ちをする人もいたんだって!すげー
スタッフのモルガンがこんな丁寧な片付けをしてくれて驚愕した。
 
アトリエが終わると本当にクタクタ。たくさんの人を前に話して色々見せるのは楽しいんだが
 
なのでレオとソニーと美味しいものを食べに行ったのだった。良い気分転換になったー
 
翌朝美術館に舞い戻り、前日出来上がった作品を、美術館の入り口に飾ってもらったよ。絵を描いてくれたこどもたち見てくれたといいなぁ
二日目はほとんどが大人の参加者。みなさんがめちゃくちゃやる気満々で、わたしも余計嬉しくてたくさんお話しちゃったー
 
トゥーロン市でこういったイベントに呼ばれて嬉しかった。普段あんまり南でお呼ばれしないもんね

2024-09-18

芝生の上でコーヒー

また1日かかって南に戻ります。
壁画Floraison、またねー!
そういえば1日目の午後、疲れたなーと思ってたらキャトリーヌがコーヒーの粉と熱湯を持ってやってきた。休憩しない?と。近くのベンチに座るかと思いきや
「私は草の方が好き」と言って、二人で芝生の上にドカンと座って30分ほどコーヒータイムとなった。座った途端に靴を脱ぎ出す彼女。ちなみにトイレも「外でする方が気持ち良い」という人だ。私は今回の壁画修復期間、ずっとトイレは外だった。笑 向かいにあるカフェバーは開いてなかったし、汗をよく描いたのでトイレの回数も少なかったし。アーティストの仕事って大変でしょう!笑

「田舎で育った」と繰り返す彼女は、もう立派な息子(30)がいるシングルマザーだ。そしてこの水門監査操作人をする前は地元の舞台女優だった。。。面白すぎる人。
その夕方彼女と一杯飲みにいった場所は、別の水門のバー。来る人来る人みんな犬を連れている。それはいいけど、犬たち全然教育されてなくてちょっと困った。好き勝手したい放題。フランスの犬たちはよく教育されているイメージだったけど。

その後偶然、年の3分の1を船で暮らす素敵な老夫婦に出会った。そして船に案内されてビールをご馳走になった。これは胡桃を割る機械。素敵
彼女たちの船のいろんな部屋を見せてもらった。ちなみに船の外面には孫たちの顔を印刷したものが貼ってある(!)
小さい可愛い船で、二人で住むにちょうど良いサイズのものであった。これ以上小さくても大きくても良くないちょうどいいサイズ。印象的なのは彼らの寝室。小柄なベッドが部屋を占領するように置いてあって、彼らは毎晩寄り添って仲良く眠るんだろうなぁと思った。彼らの歳になってもこうして好きな人と寄り添って毎日を大切に過ごしたい。

レンヌからパリは近い。1時間半。

これはパリのリヨン駅だけど、人が座れないようにしてある。悲しい。
電車。パリからトゥーロンは4時間。やっぱり長い。
だんだん面白くなってきた
トゥーロンについたら外界気温は18度だった。少し肌寒いけど、ちょっと歩いたら半袖でもまぁいける程度。バスに乗ったら暖房がガンガンに付いてて衝撃でした。
 
コルテオ 太陽光発電