2024-09-28

職人に会いに

毎日ロバに会いに行く

3日目は午前中、陶芸家の女性の元へ。
もしかして私の作品制作でお世話になるかもしれない方。普段こんな外から来たアーティストと仕事をすることはないだろうが、とても快く私を向かい入れてくれた。聞くと彼女は昔ロンドンに住んでいた。その時大変良くしてもらった友達が日本人女性だったそう。その人ととても気があったこともあり、日本文化や仏教などさまざまなことを教わったと。なのでこうしてまた日本人と出会えて嬉しい、と言ってくれた。それを聞いて私は「みちよさん(確かそう言った名前だった)、ありがとうございます…」と感謝した。
フランスで活動していると時々日本贔屓の人に会うんだけど、日本文化を発展・確立された先祖の皆様に感謝しかない。「日本人であること」で得をすることが本当にしょっちゅうだ。ありがとう。

長いこといろんな話をして助言をいただき、オフィスに戻ってスタッフの皆さんと昼食を。またマロワールのタルト!

その後は籠細工Vannerieの職人に会いに行った!!
とにかく看板がめっちゃいい
パスカルというもう何十年もこの仕事を極めた籠細工職人。革のエプロンがめちゃくちゃかっこいい。

この棒に施されたものは日本の結びらしく、全然知らなかった。私が今の時点で考えている作品を実現するために助言をいただき、それが脱線していろんな話をした。おそらくこうしてアーティストが訪ねてくること自体が稀なので、彼も嬉しそうだった。
籠細工を専門にする職人はフランスで100人ほどしかおらず、人数が年々減っている。そう話すパスカルも7ヶ月後に引退をするそうだ。引退と言っても、職業的に引退するだけであって、それからは自由にアート作品の制作に打ち込むと言っていた。もうめっちゃいい!

日本は竹を使うがここではOsier (毎年冬に刈り取られる柳Sauleの若芽から作られる)を使う。私の作品作りに同じ技法を使うかはまだ分からないけど、今回1回会っただけでもかなり有益なアドヴァイスをいただいた。


パスカルがコーヒーを飲みながら、何か手を動かしているなぁと思ったら「これあげる」と、指輪をくれた!なんでサイズ知ってんの!?嬉しい!!!ありがとう!!!
何度もお礼を言ってブノアとレジデンス先に戻ってきた。

出会いが、交流が嬉しくて、興奮気味にジョルジュに電話して指輪を見せたら彼は驚いた顔をして開口一番「牧子、結婚したの?」と。それが面白くって面白くって、しばらく二人して爆笑した夕方でした。

あーーーいい日だったー!

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