2020-11-10

ワークショップ2回目

あぁーやっぱり緊張した。でも初回よりかはだいぶ落ち着いていたと思う。名前も少しずつ覚えてきたし。

実技に入るとみんなやっぱり真剣。

それぞれオリジナルの家紋をデザインしてもらい、それを今回は樹脂粘土(わたしがよく使うもの)で立体化に挑戦。
2時間あっという間。みんなけっこう真剣に作業してた。でも全然終わらなくて、結局来週もこの作業続行。
 
 
思うように作れなくてぶっきらぼうになった子が、急に席をたって窓際に行って「空が綺麗だ…」と言いながら携帯で写真を撮り出したときは「なんかいいな」と思った。
 
 
ある生徒が「どうかなぁこれー あぁーこれ、クソだ!全然ダメだ!」と自分の作品に納得いかない様子。それを見た隣の子が
「たしかに、俺はその黄緑気に入らないな。まわりの色と全然うまくいってないよ!」と超・直球批判。
わたしはたまたまその会話を聞いて単刀直入に言うなぁと、驚いた。
驚いた私をみて彼らは「正直な感想だし!」
言われた子も「俺も、率直の意見の方がいい」と言う。
たしかに、彼の言い方は悪口でも意地悪な言い方でもない、一感想なだけなのだ。


 
 
 
みんな自分の意思でこの美術クラスを選択した生徒ばかり。だから元々モチベーションも高い。だからこそなのか、技術に長けた子が数人いる。 手順もいいし、造形のとらえ方とか、本当に立派。
でもそういう子こそ、
「いろんな色を混ぜて実験してみてね」とか「失敗してもいいからね」とか「色々試してみて」と言っても、全然やってくれない。いつも通りの自分の技術をただ「見せる」ことしかしてくれない。技術はそりゃすごいよ、けどわたしが見たいのは全然それじゃないのだよ。
 
ここが本当難しくて、だからそういう子たちの作品はかえってオリジナリティーに欠けた全然面白くないものになりかねない。



わたしは子どもの頃、正直いうと自分は絵がうまいと思っていた。けど数年前実家に帰ったとき、自分の小さい頃の絵をみつけてすごい絵下手くそだったんだな!と知った。美術の授業は大好きだったしそれなりにうまくこなしているつもりだった。けれど今思いかえせば、冒険心に欠いた「それなり」に上手く出来ている(ようにみえる)作品を作っていたのかもしれない。


なかなか言葉で伝えるのは難しいけど、彼らといろんな話を通して わたしの考えていることとか思いを伝えれたらいいなーと思います。

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