2020-11-10

マスクの裏

ところでフランスの今日の新規感染者数 22180人、死者857人。
 
 
多いな…
 

 
そういえば、ワークショップ中ももちろんみんなマスク着用が義務だ。美術の先生も生徒もみんな。
今となってはマスクなしで外を歩くことが出来ない。パン屋やスーパーなど、お店や道で会う人会う人の顔の全体を見ることが出来ない。
 
 
2回目の授業中、美術の先生がふとマスクをとって鼻をかんでいた。わたしはたまたまその場に居合わせたのだが、彼女の顔全体を見たのはそれが初めてだった。自分が想像していた顔と全くと言っていいほど印象が違ったので、思わず声を出してしまった。
 
「え!!初めて⚪︎⚪︎(先生の名前。彼女とはタメ口)の顔全体見れた!なんか、想像してたのと違う!」
 
彼女は逆にびっくりして、キョトンとしていた。 笑



目しか見れないとは、なんとまぁ情報不足なのだろうか。と改めて思った。
 
わたしが受け持っているクラスは生徒14人いる。まだみんなの顔を見ていない。なかにはきっとわたしが想像している顔に近い顔をしている子もいるだろうけど、今回の先生のようにサプライズもあるかもしれない。
そう考えるとすごく不思議な気持ちがするものだ。こんなに一緒に時間を過ごしても、顔全体を見ることさえなくサヨナラすることになるんだなぁと。




フランスのロックダウンは、12月半ばまで(もしくはクリスマスまで)続くのではないか、とみんな噂している。
高校の生徒らは「授業の半分がオンライン授業になるかもしれない」と言っていた。
「オンラインになると、どう?」と聞くと、「朝の登校の時間が省けるから、ゆっくり寝られて良い」という生徒が多かった。そして「お父さんが糖尿病だから、人との接触はなるべく避けたいのでオンラインに賛成」とか「おじいちゃんおばあちゃんに早く会いたいから、コロナが早く収まってほしい。だからオンラインにしてほしい」という子もいた。
みんないい子だな。。。
美術の授業はさすがにオンラインにはならないと思うけど。


わたしはこのワークショップがあるおかげで、生活にメリハリが出来た。いろんなイベントが中止されまくっているこの世の中で、一つでも予定通り実施されてわたしはラッキーと言わざるを得ないのだろう。

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