2014-03-19

ヴィーガン

ポールが、Veganヴィーガンになった。
(フランス語ではヴェギャンという発音)


ヴィーガンという言葉は現代ではけっこう知られているのかもしれないが、いちおう。。。「完全菜食主義」の意味で、彼らは肉や魚はもちろん卵や乳製品、蜂蜜だって食べません。

フランスに住んでてあの美味しいチーズ達が食べられないのか!あの美味しい生ハムだって、魚やお肉達だって、ミルクチョコレートだって食べない(*o*)



ポールは元々ボリスの高校時代からの友達で、ノイズミュージックををやっている。

先週彼がナントに遊びに来たのだが、
彼が来ると聞いてVeganレシピを調べまくった。
一体彼は何が食べられるのだろう?と。


卵の代用品とか何やら特殊なものを調達しなければいけないんだろうかと不安に思っていたが、なんと簡単。
お米にお味噌汁、沢庵や納豆、お好み焼き(豚肉と卵なし)、キムチや巻き寿司はもちろん麻婆豆腐だって、なんかいっぱい食べられることに気づく。日本の食べ物達は本当に素晴らしく、彼は豆腐や味噌、醤油、あとは豆乳も、日々の食卓に欠かせないと言っていた。



完全菜食主義と聞けば、たくさんのモノが食べられない、どちらかというと「制限」や「不足」という言葉がイメージされていたんだけど、色々調べていくうちに、アレも食べられる、コレも食べられる、コレとアレでこんな一品が出来る!という風にたくさんの「可能性」が見えてきて驚いた。



ポールは以前、お腹が空けばすぐサンドイッチを買ってまるごとペロリと平らげたり、チーズなんて1個丸ごとを間食中、全部1人で食べてしまうような人だった。今でも食に対する欲望は変わらず持ち合わせているのだが、ヴィーガンになってからみるみるうちに痩せていった。

彼はダイエットのためにヴィーガンになったわけではない。
理由はおおざっぱ言うと
動物の自由を尊重するためだそうだ。

だから、決して肉・魚を抜いて野菜だけ食べれば痩せられる と思ってはいけない。ヴィーガンであることは、十分な知識を持ち合わせた上での大きな決断である。

必要な栄養を取ることを怠ってはいけない。
(肉から得られる栄養分で、一つだけどうしても他の食材から採取出来ないものがあって、それはカプセルとかサプリメントで補うそうだ)







フランスに来てから沢山のヴェジタリアンに会ったけど、ヴィーガンは初めてだった。


ちなみにポールに「美味しそうなお肉とか見ても後悔しない?」とイジワルな質問をしてみたところ一言、
「しないね。ただ・・・サーモンのお寿司は一度本当に食べたくなって、一瞬血迷った。」だって(笑)


26年培ったフランス食文化よりも、なぜか日本食に胃袋をガッチリ捕まれているポールよ・・・ 彼のヴィーガン人生は続く。





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