カーンを去る2日前、José Quintanarというスペイン人のアーティストからインスタグラムで「僕もカーンにいる!」とメッセージが来た。
ホセとは一度も会ったことはなかったが、ナントのミラ・ギャラリーで2度も一緒にグループ展示をしたことがある。そんな彼からいきなりそのメールが来て、「はて?」と思いながらも返事するのを忘れてしまった。
すると翌朝版画アトリエに彼は突然やってきた。
驚いた!
「カーンにいる」とは言っても「カーン美術学校にいる」とは言ってなかったから!
彼は展示をするために招待され、数日滞在しているのだとか。
こんな偶然あるんだねー!びっくり!
しかも帰りのパリ行き電車も同じだった。
ホームで話しながら電車を待ち、乗車客が多かったので無理やり席は変えずそれぞれの席に。
チケットに記入された席に行くと、隣に座っている男性はアジア人だった。どこの国の人かなーと思いながらBonjourと挨拶をして席に座る。電車が動き始めて本を読み始める彼。
最初は全然気にしてなかったんだが、ある瞬間その本を見てびっくり!日本語じゃん!!!!
熱心に読んでおられるので話しかけるのは失礼だよなぁーと思って我慢していたのだが、最後の方になってお手洗いに行きたくなり、思い切って突然日本語で「すみません、トイレに行きたいんですが」と話しかけた。
ヘッドホンを外して私の言葉を聞いた彼は、まさか日本語で話しかけられると思っていなかったみたいで、数秒フリーズしていた笑
「あ、日本語の本を読んでいらっしゃるので、日本語で声をかけてしまいました」と説明すると笑って対応してくれました。
そのあとトイレに行って戻ってきて、そのあとパリ到着寸前になって色々話をしました。
カーン郊外に住んでいること、彼のパートナーがトゥーロン近くに住んでいてよくトゥーロンに行っていたこと(!)、今はパートナーとノルマンディに住みながらもパリの学校で日本語を教えていること、神奈川県出身であること、などなど!それにしてもカーンからパリ行きの電車っていくらでもあるだろうに、しかも隣の席で、トゥーロンを知ってるって、本当すごい偶然!
フランスに住んで10年も経つからか、色々共感できる話が多くものすごく話しやすかったですー!!そのあと14番線の地下鉄に一緒に乗って、リヨン駅でバイバイしたのだけど、すごく面白かった。
後で気づいたけど名前も連絡先も聞かなかった。
まぁいつかどこかであったら面白いだろうなぁ。カーンでは日本人に全く会わなかったので、貴重な経験となりました。
久々のアトリエ!



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