2011-03-19

St nazaire: vernissage

昨夜、Croisement Numériqueのオープニングがありました。

場所はSt-Nazaire。車に揺られて1時間。

人が多い!奥ではパフォーマンス。

場所は美術学校に付属しているギャラリー(チャペルを改装したもの)。
作品もそれぞれに個性があってバランスが取れていた。

私は思い出を瓶につめて保存する作品を。

他にもナタンっていう友達の作品は、
カメラが天井に設置されていて、
下を歩くとその人の動きに反応してピアノの音が鳴り、
その動いた経路が紙に印刷されて出てくるという作品。

電話ボックス内で大事な人に告げたメッセージが
展覧会場全体でリピートされるという作品。


説明するより体験!っていう作品たちなんで来てもらうのが一番いいんですけど…
説明すればするほど面白くなくなってきたので、また今度写真付きでね。



さてオープニングでは
それぞれが作品紹介をして、その後屋外でビデオ作品の投影。
専用のトラックがやってきて、スクリーンを設置していました。



昨日実は地元のラジオ局にインタビューを受けました。
J'ai eu un interview par la radio. J'ai parlé de ma pièce que je présent à l'éxpo Croisement Numérique.
→ ICI こちら(仏語)

こうして聞くと文法的な間違いが自分でもよく分かって
ホンマ恥ずかしい・・・
でもインタビュアーのお姉さんが本当いい人で、かわいらしい声でした。


それにしても私、テレビとか新聞とかラジオとか、インタビュー受ける回数多くない?去年から数えると、地震のも含めると4〜5回くらいは登場させてもらってる気がする…
フランスの地方都市でイチ美大生として毎日を過ごしているだけなんですが、本当に恵まれています。ありがとうございます。また頑張るよー!^^



地震。

こちらですごくお世話になってる私の大好きなピロピロが言っていたのだけど、やはり合理的に、今自分の出来ることを地道にするのが一番なのだ。被災地を想って悲しむことはしょうがないこと。けど今私に出来ること、学べることを一生懸命するってことしか今の私には出来ない。地震が心配で…といってフランス人に心配の種を分けるよりも、面白いものを作ったり見せたりして楽しみを増やすことだって有効なはず。


日本にいなくてフランスにいる私の出来ること。
すぐに答えは出ないかもしれない、けど絶対にある。

時間はかかるかもしれないけど
冷静になって考えるのだ。


そして絶対忘れてはいけない、笑顔!^^

2011-03-15

地震と24歳


これだけ情報が出回ってて被害の写真とかも見れるのに、
やっぱりことの重大さがいまいちつかめずに、
すごくモヤモヤした気持です。

本当に多くの友達や先生・知り合いの方が
「マキコのことがすぐ頭に浮かんだよ。家族は大丈夫だった?」
って心配してくれてる。ありがとう。

私は

遠い日本国で起こっている地震の被害を
日本人としてとりあえず彼らに状況・聞いた話とかを話さなきゃいけない。
でもそこで少しでも、恰も
事を理解したかのように話してしまっている自分にとても疑問を感じる。
一番理解出来てないのが私なのに・・・

一体現地では何が起こっているんだろう、
どの情報が正しいのだろう、
何を信じたら良いんだろう。




はっきりいってしまうと、実はすごく怖い。


段々被害が拡大していく。
切り取られた映像の一部を見るだけ、
更に被害も直接受けていない私だけど

こんな風にたった一瞬にして何もかもが変わってしまうんだって、
情報としてだけだけど、私はそれを学んでしまった。





14日に24歳になりました。
(蝋燭は去年お姉ちゃんが送ってくれたもの。
 もう23歳ではないということで消費しました。
 ありがとう!)

色んな人に祝福してもらって、
日本が少しでも良い方向に向かうといいねって
一言言ってくれる人が居て、
あぁ多くの人に囲まれて助けられて見守られて生きてるんだなって再認識した。


家に帰ったら同居人が素敵な蚊帳を付けてくれていた。
ピンクの薔薇もすごく綺麗!
嬉しくて彼にとびついてしまった。




今週はずっと展示の準備しています。
Nantesから西に60km、Saint-Nazaireへ毎日通っています。
車に乗っけてもらって1時間。
3月18日(金)19h00からオープニングパーティ。
Galerie des franciscainsにて、
"Croisement Numétique"というインタラクティヴ作品を集めた展覧会。


自然には逆らえない。
けどどうにかこれ以上みんなの命を奪わないで・・・

2011-03-12

地震

みなさんがどうかご無事でいらっしゃいますように。


3月11日朝
いつもどおり起きて、パソコンを開く。
ネットの世界に広がる情報の星…
なんか変だな、あ、また地震があったのかなと気づく。
しかしその「また」が、とてつもないものだった。



まず何が起こっているのか分からない。
お家にテレビもない。文字として色々情報が入るものの、
いまいち規模がつかめない。


偶然にもUstreamでNHKの生の放送を直接ビデオで映し、
インターネットに流している人がいるのを発見。
それがものすごく有難かった。
そのおかげで私は日本にいるみなさんのように、
タイムリーで情報を得ることが出来た。

(あとで、その放送主は広島に住む中学生だと知る。)


すぐ金沢のお家に電話したけど家に誰もいなくて、
とりあえず学校に行かなければいけない用事があったからすぐ向かう。
金沢は大丈夫だと思ったけれども
いつなんどき何が起こるか分からないから、
やっぱり何か引っかかって不安だった。
(あとでお母さんと連絡がとれてみんな無事だった、よかった…)


学校では先生・友達がすごく心配してくれて
メールをくれる友達もいて、みんなすごく優しかった。


こちらのメディアも地震をずっととりあげている。
昨日の昼間、ラジオ局の人から連絡があってインタビューを受けた。
私は自分の家族が無事だったこと、首都圏に住んでいる友達が交通機関のマヒで家に帰れなくなっているとか、ツイッターなどで知り得た皆さんの現状を伝えた。


それにしても地震が起きてすぐの津波の映像…


むごすぎる。

同居人Eと2人でとにかく見続けた。
2人とも言葉が見つからなかった。

画面の中には押し寄せる津波と、
そのすぐ横に、津波から少しでも逃げようとする車や人・・・


信じられなかった。



その日は天気がよく、暖かく、いつも通りの生活が流れていた。

このやるせない気持ち。
なんだろう。
 
コルテオ 太陽光発電