2011-10-13

Good bye Hiro. + Crêpes

ピロピロがナントを去っていきました・・・。
微妙に見えない。
あぁ・・・
いざ去ってしまうと、なんか実は全然実感が湧かなくて
私の生活でピロピロと話すのは癒しの瞬間だったので、
それがこれから無いのだなぁと思うと途端に辛くなる。
だからなるべく考えないようにする。
スカイプで話せるジャン!顔だって見れるし、メールだって出来るジャン!

ほ〜ら、大丈夫。大丈夫、大丈夫ー!(念仏のように唱える)



相方と一緒に電車を見送った。

出発する方はいいけど、見送る方は・残る方は辛いよね。
相方が一緒にその場にいて良かった。


また近いうちにね、ぴろぴろ。。

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段々葉っぱの色も変わってきました。
肌寒くて、ブーツや厚めのコートを着用する人目立ってきました。

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お金のない若者は、普通自炊します。
私ももちろんその中の1人だから毎日色々作ってるんだけど、突然うちの相方が一言。
「今日レストラン行かない?」


ど、どうしたんだ、相方よ!!
何があったのだ、そんなに料理するのがイヤになったのかしら(;_;)
今まで作ったあれやこれやの料理がまずかったのかな、我慢してたのかな・・・と心配に思っていると、


「いや、たまにはいいじゃない。ボク、ご馳走するし、ね^^」


と、まぁ!(*o*)


もちろん高級なレストランになんか行けないけど、
こうして2人だけでちょっとおめかしして外食するだけでも
嬉しいってもんです。

友達も一緒に外食に行くことはあっても、2人だけってそういえば無い。


結局、昨年ピロピロと行った昔ながらの隠れ家的な美味しいクレープ屋さんに行って(1人のおばあちゃんがせっせとクレープを作り続けている所)、2人、嬉しさでちょっと照れながらのお食事。店員さんも1人しかいなくて、しかも水谷豊似のラテン系おじさんだった(*o*)


見た目はハッキリ言ってあんまり美味しそうじゃないけど(!)
それがそれが喋るのも忘れてしまうくらい美味し〜い
ムール貝のクレープを頂きました。
(奥はサーモンクリームのクレープ)
デザートはタタンクレープ(りんごとシナモン)と
クランベリーアイス^^ うまっ!!
昼間のピロピロ送迎で気分はけっこう落ち込んでいたけど、こうして以前彼と来たクレープ屋さんでご飯を食べて思い出に浸る。


海外に住んでいると、日本人コミュニティーの小ささに驚く。
こうして仲の良い人が旅立つだけでも大きいのだ。


ピロピロはまた新たな場所で頑張る。
私も頑張らねば!

2011-10-11

大学入学の手続き等

ジャじゃーん、ICチップ入り学生証!

ナント美術学校の学生証は手作り感満載だったのに、やっぱ総合大学はすごい(*o*) つまりこれで学食のご飯代を払えたりするのだ。


さて、
アトリエは無事手に入れたものの、
滞在許可証だってそんな簡単に手に入りません!

そこで今年、私はナント大学の美術史大学院1年に入学しました。なので身分はいちおう学生、許可証の申請もうまく行きました。



入学手続きはいたってスムーズに済みました。
というのも私は今年6月にナント美術学校のDNSEP(Masterの卒業証書)を取得したから、フランス国内での名証があると断然有利。
手続きについては
指定された書類、入学志望の動機などを期限内に提出。
(たしか6月半ばだった)
外国人はよく希望の学年より低い学年に入れられると聞いてたからハラハラしていたけど、ちゃんと大学院生に入れてもらった。やった^^


でもナント大学の美術史学科で学ぶことといったら、もう授業に出て分かったけど17世紀のアカデミーの成立、ミケランジェロとかプッサンに始まり、現代に一生懸命近づいても印象派あたりまで(むしろそこまで行かないかも)。私は現代美術をやりたいと志願書に書いたんだけど、それは無理みたい。個人的に先生とコンタクトだね。


古典主義とかバロックとか、興味が無くもないけど
やっぱり私は評論家でもなければ歴史家でも理論家でもない
美術家として今年頑張る気なので授業はそこそこにします。


こないだ受けた授業のおばちゃん先生がとても面白い人だったので、その人の授業は出続けるかも。17世紀の話なんてなかなか自分で知ろうとしないし、それならおばちゃんの話を聞こうじゃないか。


というわけでアトリエで作業。
前の同居人に影響され、まず植物を置いた。
緑大事!

ナント市内の写真も最近撮ってなかった。
これはパッサージュポムレです〜
こういうの見ると私フランスに居るっぽい、おぉーって思う。

2011-10-06

オープニング、ピロピロ、家族

Departureのオープニングがありました。
久々にこんな大量に友達に会うので、なかなか頭が着いていかない。
すごく緊張しました(*o*)
でも嬉しかった〜〜〜〜!!!^^ いっぱい人が来てくれた!!

(横綱ばりの植物、「植木鉢なんかに頼ってられない」)
会場はMaison des Chercheursといって
ナントに住んでいる研究者達が出入りする施設なので、
今回のオープニングパーティでも研究者の人と話が出来た!

コンゴから来ているという、法の研究をしている黒人男性に
「君の絵なんかすごいね、変わってるね〜」と言われたり
パキスタン人の研究者の奥さんにすごく作品を
気に入ってもらったり、普段なかなか出会えない
ジャンルの人に会えました。

(寒くて秋らしくなってきました、ナント)

今回展示に誘ってくれた浩央くんにあっぱれ。。
彼は堂々と自分の作品について語る、話す、見せる。
プロならこうするんだっと見せつけられたと思った。
彼のこうした才能を知っていたはずだったけど、今回つくづく痛感したのだ。

彼はもうすぐ帰国する。
私の大好きなピロピロ・・・
彼と会って話をするのが好きだった、だからここ最近会うと「今のウチにいっぱい話しとかないと!!」と思って焦る。そして結局しょーもないことばかり口にしてしまう。そもそも今夜も彼のお別れパーティがあったのだけど、なんか人の多さに酔って+その焦りが出て結局話が出来なかった。。
あぁピロピロ・・・



最近 新学期のドタバタあり、久々に帰国したことで色々考えることもあり、なんかエンジンがうまくかかっていません私です。だからうまく文章が書けずにブログ更新出来ませんでした。


美術学校に学生として所属した上で守られた状態で制作に励むのと、こうして世に出て自分でペースを保ちながら作っていくのは全然違う。作ることを楽しめば良いんだ、なんてただ言うのはめちゃくちゃ簡単だけどそんなわけにはいかない。

今年ナント3年目です。色々考えます。


"あこがれ"をもってしてフランスに居た時はむしろ何も考えなくてよかったから楽だったのかも。今の私の心境・状況はもう全然違う、現実が前に立ちはだかる。むーん。



連絡が遅れましたが、実は今月初めに兄が結婚式をあげまして、
出席出来なかったけどすごく嬉しかった^^
毎日研究に励む兄だけど、姉たちもぜんっぜん負けてない!!めちゃくちゃ強くて、それぞれ仕事に勉強に毎日格闘している。両親もそうとう多忙な毎日をこなしている。かっこいい。超自慢の家族^^

縁があってこうしてフランスのナントにいるけど
何で今私はここにいるんだろうなーって考えさせられる。
自分の力だけではここまでは絶対に来られなかった。
アトリエもあって時間もある、体も動くし家もあるし食べ物もある。
私はとても幸せだと思う。

その上でそれでも辛いことがあれば、それはきっと世の中で辛いことのうちに入らないんじゃないかと思う。
 
コルテオ 太陽光発電