小学校でレジデンスをしていた期間、一つだけどうしても理解できない件があった。
わたしが日本人であることは、最初の授業から口すっぱく繰り返して言っていた。
日本の文化、日本の風景、日本の慣習、日本の衣装、あんなにいっぱい参考書類を見せて毎回「ジャポネ」と言っていた、、、
のに!!!!!
何かの拍子に日本語がかかれた画像や、わたしのパソコン(日本語表示)を見たこどもたちは一斉に口を揃えて
「まきこ!!!それ、中国(シノワ)の文字???!!!」
とか
「中国(シン)では・・・(会話続く)」
とか散々言うではありませんか!!!!
きみたち・・・
何万回わたしがジャポネーズだと言ったか…。。何聞いてんねん!
しかも世界地図でアジアの国についても触れたのに。中国はここ、韓国はここ、日本はここ、ベトナムとかタイとかいっぱい国がある、といった具合に。
しまいには、あるクラスの担任の先生が
「牧子が日本の文化を紹介してくれたついでに、宮崎駿監督の千と千尋の神隠しを見よう」といってクラス全員で見たらしいんだけど、映画を見終わったあと とある生徒がわたしのところにやってきて
「まきこーー!!!中国の映画みたよ!!!すごかったー!!」
と言ってきたのだった笑
これには担任の先生と爆笑してしまった。
漫才かい!
先生たちとこの件について話したんだけど、彼らは
「子どもだけじゃない、残念ながら大多数の大人もそう」
と言っていた。アジア圏以外に住む人々のほとんどは皆、アジアには中国という国しかないと思っているという。残念だけど。
そして挨拶でボンジュールは「こんにちは」だよ、と教えると、みんな手を合わせて「こんにちは」と言う。
わたしは「日本では手を合わせずに、お辞儀だけよ」
と教えても、その場では手を離すけど翌日にはすっかり忘れておる。
子どもたちはかわいい。
けど、そういう進歩のない感じを見て 少し疲れたっていうのも、正直な感想です。。
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