2021-10-09

目の前で魚がさばかれる


 昨日ブログを書いてすぐ後
「あ、フランスの兄に会いたい」と思ってすぐ連絡して、今日一緒にご飯食べた。我が家に来てくれたけど、実はまだ食事用のテーブルが無い(笑)。そしてちゃんとした椅子も一脚しかない(小さな臨時用の背の無い椅子はあるけど)。9月頭に引っ越ししてからまだ合計1週間も自分ちに住んでいない。。。

バタバタな状態で彼は来てくれて、彼のご要望にお答えして(また!)巻き寿司を作ったのだった。



朝は市場へ魚を買いに行った。
いつも行く魚屋さんにめちゃくちゃ人が並んでいて、悩んだけどやっぱりここに辛抱強く並ぶ事にした。私の番が来て、寿司用にマグロとサーモンくださいと言うと、「寿司だったらサーモンはこっちの方がおすすめだよ」と言って、お兄さんがそれはそれは巨大な魚を出してきた。
(え、小さく残ってたもう一つのサーモンでもいいのに!)

そう思ったのもつかの間、お兄さんはめっちゃ手際よく私の目の前で魚をさばき始めた。私の後ろには15人くらい客が並んでて、かなりみんなイライラしているはずなのに、お兄さんがこんな巨大魚に取り掛かったので私は勝手にハラハラしていた。でも彼はそんなのお構い無し。マイペースに包丁をささっと研いで手際よく腕をグワングワン動かす。美しく切られていくサーモンを見て、私はうっとりしてしまった。なんかいい!

お兄さんはおまけに、魚を入れたビニール袋までしっかり拭いてくれた。なんてご丁寧な!こんなん初めてだぜ!市場で魚買っただけなのになんかすごく良かった。



こういう喜びは、きっとフランスに来たての頃は味わえなかったと思った。仏語がそれなりに使えることで、私の中に色んなものを感じ取れる余裕が生まれているのではなかろうか。見ず知らずの人との会話に花が咲くのも、そういうことかもしれない。

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