2022-09-22

田舎で大冒険

オーヴェルニュでレジデンスの件で人と会う予定があった。なので朝7時発の電車に乗りこむ。5時半起きはちょっときつかったが、意外といけた。
クレルモン・フェランというところまで直行で3時間半。特に咳も出ず元気だったが、やっぱり体調は完全ではない。
 
そこからレジデンス先の田舎まで長距離バスに乗るが、ここで問題が!
道路工事のため、私が降りるはずの停車駅には止まらないという。
ぎょえーー
 
 
私「じゃあ、そこまで行くには一体どうすれば?」
運転手さん「うーん、その1つ前で下車して歩くしかないかもね」
私「歩いてどのくらいかかりますか?」
運転手さん「バスで5分だから…」
私「20分くらいかな」
運転手さん「かなー」
 
この!計算が!とんでもなく!見当はずれだったというのは!バスが動き始めてからすぐグーグルマップで見て気づくわけですが!すべてがもう手遅れなので!
そう、どうしようもなかった。


結果から言うと田舎道の「車で5分」は「1時間」なんです。
時速60km/hで走ってたとしても、車で5分走ったら5km進むもんね。5kmなんて歩くとすごい距離だもんね。。なんでこんな簡単なことにすぐ気づけなかったのか。もしわかってたらレンタカーとか駅で借りて自分で運転していただろうに。
 
 
で、「1つ前の停留所」で降りて歩き出す私。
3分の1くらい行ったところで「通行止め」の文字。でも私は行くよ、徒歩だし。グーグルマップもここ行けって行ってるし。
ところがこれがまた当たり前なのだけど、道路封鎖されてたら歩いて通れもしないってことに気づかなかったんだよね・・
パニックで写真撮るの忘れたけど、工事のため、道路の中心にそれはそれは大きな穴があいてて歩いてさえ通れない。穴はふかーく、そしてめちゃくちゃ幅広い。
絵にするとこんな感じ。(工事専用車などは省きました)
左右は酪農地?で、トゲトゲがついた有刺鉄線?で囲まれている。勾配もけっこうある。その酪農地を経ても向こう側にいける気さえしない。ところが穴の下には小さな用水が通っているらしく、左にパイプみたいなのが見える。それが橋みたいになって、それをクリアすれば行けそう。。。
(説明が難しいけど、本当かなり際どかった)
 
 
せっかくなん十分も歩いたのに引き返すことなど出来ない。
わたしは意を決して有刺鉄線を乗り越え、別の有刺鉄線をくぐり、パーカーに穴を開け、土まみれになりながらパイプを飛び越え、なんとかここをクリアしました。
 
小学生の冒険でもあるまいし!自分なにやってんだ〜と一人で笑えてきたところに、たまたま大の親友であるEから電話があって、そのあとのルートは彼女と話しながら歩いた。
私の今いる状況を話すと驚いた様子だったが、こらえきれなかったようで封を切るように大笑いし始めた。私もそれを聞いて可笑しくて可笑しくて、二人で電話越しに爆笑した。なんて楽しい時間だったのか
 
 
私はあまりにラッキーだった。なぜなら
天気が良かった。
工事中の人たちがいなかった。(いたら絶対通してくれなかったろう)
Eが電話してくれた。 
スマフォありがとう。
 
そしてこんな大自然の中1時間黙々と歩き続けることは、実は最高に気持ちがよかった。
 
 
 
無事に目的地に着く。
そのあとするべき仕事もこなして、またグースカ寝た。

ほんとよくやるよね
 

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