2014-05-04

不思議な日

先週の土曜日だったか。

土曜の割には(フランスの日曜はお店が全て閉まるので、土曜の午後は買い物などで街中が賑わう)静かで長閑だなーと思っていた夕暮れ。夕暮れといってももう日が長くなってまだまだ明るいフランス。

フランス人の友達の家でお好み焼きを食べようという約束をしていたので、彼らの家に行くためバスを待っていた。
数分経って、バスが見えた。


あ、なんか、近い。
道路脇に駐車してある車とバスの距離が、近い。

でもこういうことはしょっちゅうあって、近くても決してぶつからない。速度はめちゃくちゃだし運転も粗いけど、今だ衝突事故をしているバスは見たことが無・・・などと頭で思っている矢先、

ガンッッバリバリッガガーーーー

と、そのバスは駐車してある車のサイドミラーを見事にdéfoncer(打ち壊す)したのだった。
呆気にとられる私。
同じく私の横でバスを待っていたお姉さんは小声で「オーララー(あーらら)」の一言。


バスが停車。
私、
何事も無かったように乗るのか?普通に乗ればいいのか?

乗った。しばらくしても発車しないバス。運転手さんは少し躊躇っているよう。すぐに車の持ち主が駆け寄ってきてケンカ越し。
運転手降りる。
「てめーーー何やってくれてんだよ!!??」と車のお兄さん。
「まぁまぁ(となだめるように)。問題は無いので、書類を作って事務所に・・・」と運転手。
「何事も無かったようにしゃべってんじゃねーよ!!」とブチ切れのお兄さん。


そのあと運転手は、「後日事務所に連絡をしてくれれば問題はない」と言い切って、お兄さんも急いでいたのかそれで了解し、バスはそのまま発車。


運転手は年配のおじいさんで、しかも顔が赤らんでいたように思うのは私だけだっただろうか。まさか一杯引っかけて無かったことを願うが。



怖いなー本当何が起こるか分からんなぁ
と、思っていると、
次のバス停で

耳の無い人が乗車してきた。


背の高い、すらっとしたオジサン。
何か変だと思って見ると、耳が無かった。。。






バスに乗ったのは時間にしてほんの5分のことだった。
すごく不思議な気分になった。




友達の家に着いて、さっきあったことを全部話しスッキリして、
さぁお好み焼きを作ろう!と、友達が揃えてくれた材料を見たら・・・

キャベツを買ってきてって言ったのに
そこには白菜が。。。。(chou chinoisを買ったんだね・・・)

どないすんねーーーーーーん



不思議な日だった。

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