2012-11-14

お葬式と家族

突然ですが、
週明けから急遽 お葬式に参列してまいりました。

相方のおじさんにあたる方が肺ガンで亡くなりました。
50歳代での若い死。ご高齢になられる本人のお母さんも参列されていて、いたたまれない気持ちになりました・・・



フランスのお葬式に参列するのは初めてだ。
真っ黒の服、どんなの持っていたっけと出発の用意をしていると相方が一言。「主張しない程度の暗い服装だったらいいよ」だって(・_・) 日本はガッツリ黒で決めるイメージがあるけど、こちらはそういうのはこだわらないんだなーと思ってとりあえず出発。(相方父は薄い色のジーパンを掃いていたし、しかしちゃんと落ち着いた格好だった)


オルレアンを経由して、相方父とその奥さんに車に乗せられ
パリ郊外のとある小さな町に到着。



今回お葬式に行くか行かないかとても悩んだ。
亡くなられた相方のおじさんの家には一度泊まりに行っただけで
それ以来連絡という連絡こそは取っていなかったし・・・
それでもやっぱり行こうと決めた。相方のおじいちゃんおばあちゃんにも会いたかった。




お葬式とはいっても、日本のものとは全然違って形式ばっていませんでした。そもそも彼はクリスチャンではなかったので 教会には足も踏み入れなかった。


棺を入れた車と共に、皆で歩いて自宅から墓地まで歩く。
5分くらいの短い距離。ほんとうに沢山の人。彼の交友関係の広さが伺える。
その後皆お墓を囲んで家族や親しかった友人の皆さんがそれぞれマイクで言葉を贈る。その後参列者が土の中に場所を移された棺の上に、花びらを投げいれる。そして土を被せる。


本当にシンプル。
セレモニー感満載の日本のお葬式とはえらい違い。

きっとクリスチャンの人はもっと形式張ったものをするんだろう。無宗教の人でも教会で行う人もいるそうだ。 だから一概には言えないね。


私は正直泣かないかもなぁと思っていたけどそんなことはなかった。
残された奥さん、私と同世代の娘2人や、彼のお母さん、そんな方達を見ているともう耐えられなかったのである。




その後はオルレアンの相方父家に泊まる。
家族全員集まってご飯!

つくづく

55歳って、若いなぁ

と。
今や平均寿命が日本人女性85歳というけども、
改めて思うと 本当に驚きの数字だ。
私は今25歳だけど、順調にいけば85歳まであと60年も生きることになる。60年って・・・25年を2.4回もやらなきゃ!!まだまだ色んなことが出来るじゃんか!(*o*)



 (ナントの黄色)

(ナントで見つけた赤)

翌日ナントにトンボ帰り。



ひと晩しか泊まらなかったけど、私は相方父の家に行くのが大好きだ。日本にしょっちゅう帰れない分、こうして家族感を得られるこの機会にどれだけ癒されているか!!ありがとう


自分でフランスに行くと言ってやってきた身分なので、ホームシックはそれほど人より少ない方なんじゃないかと思ってた。フランス人の友達に囲まれて色々話をしていると意外に大丈夫だ、なんて。でも、やっぱ時々こういう暖かい感じって予想以上に自分をホッとさせてくれるんだわーというのを今回ヒシヒシ感じた。




いつのまにか
お葬式から自分の話になっちゃた



明日も頑張るぞ

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