2017-04-17

髪を切る。

1年半前から髪を切ってないので、そろそろどうにかしなければと思っていました。ナントには日本人美容師さんが一名いらっしゃるのですが、正直他の美容室に比べて少し値が張ります。1年に1回切るか切らないかだし、この際高いお金を払ってでも行こうかなと思っていたところ、ファーマシーの同僚が「私の姪がカットモデルを探している」と私にありがたい話をするじゃありませんか!
彼女の姪は美容師学校の1年生。万が一失敗しても、日本人美容師さんのところに行けばいっかと軽い気持ちで承諾しました。


彼女が研修をしている美容院に向かう途中思ったのですが、フランス人に髪を切ってもらうのは5年ぶりくらいだなーと。ナントに来たてのころは日仏ハーフの美容師さんや、元同居人オススメのイケメンカリスマ美容師(!)に切ってもらっていましたが、結局日本人の方のカットがやっぱり上手すぎて、フランス人にはおさらばしていたのでした。



さて美容院について、シャンプーをしてもらう。最初は何と冷水で、「え?つめたー(;_;)これ、言った方がいいんかな。。でも今日は暑いからこんなもん?でもやっぱ冷たいよねぇぇえ(*o*)」と思ってたら徐々にお湯に変わってホッ。でもその後も洗い方めちゃくちゃぎこちないし後ろ髪も洗えてない。美容学校1年目ってこんなんなんだなー。(っていうか、ひどいなー)なんて思っていると、美容院のボス(?)がやってきてちゃんと洗われているかチェック。もちろんズタボロに言われてて、「あ、私正しかったんだ(´Д`)」とまた安心。頑張れ同僚の姪っ子。。。



そのあといざカットへ。
傷んでいるので毛先を切ってもらいたいとお願い。ちなみに成り行きで前髪も作りました。で、全部にほぼ2時間かかったのですが、私、ずーーーーーっと立ってました。立ちっぱなし。そのせいで最後クタクタ。。。


とにかくすべての髪の長さを揃えることから始まり、つまりはハサミの向きはずっと真横。これは練習の一環?それにしても時間がかかるし、そもそも顔がチカーーーーーーーイ!!!


研修生だけじゃなく全員が近い!!!
なんだこの至近距離カットは!!!!!

前髪を切るときハサミが瞼に当たったりしてハラハラしたけど、そんなこんなで髪の長さが全部揃い(ここまでに1時間以上)、そのあとサッサっと段を入れて、ブローしてもらって終わった。。
まぁ、いわゆるちょっと長いおかっぱになりましたとさ。↓
髪の多さはご愛嬌・・・


研修生だからこんな感じなのか、それとも研修生じゃなくてもやることはこんな感じなのかはわかりません。5年前の経験を思い出しても、「切ったその日は良くても、一度自宅でシャンプーしてしまえば終わり」は健在だった。
髪のクセや質を完全無視したこの感じは、やっぱ日本のカットレベルに劣るよなぁと思いました。
最後に美容院のボスと雑談をしていて、私が日本人と知るや否や日本トークが始まった。日本に3回も行ったファンで築地や富士山に行った話をしてくれました。そういうのもいいけど、美容師ならせめて日本のカット技術学びに行ってくれよと心の奥底で思いましたとさ。


終わってメガネをかけると「やっぱ髪のボリュームすごいなー」くらいしか感想がなかったのですが美容室のみんなが「うん、いいね!」「すごくいい!!」と褒めてくれるので、いい気分になって帰りました。家に着くとボリスが友人とお茶をしてて、二人して「変わったねー、すごくいいね!」とやたら褒めるので、今度は逆に疑わしい気持ちにしかなりませんでした。(とてもひねくれている)

髪のボリュームはコンプレックスです。今でも忘れない、中学校の廊下ですれ違いざまに知らない男子から「きのこ」とボソっと言われるくらい、ボリューミーでした。。。コンプレックスがひどかった。でも今回の件で仏人たちと髪について話したのですが、例えば仏人でアフロに近い髪の友人がいますが、彼女はそのダイナミックな髪がとても似合うように、そして誰もそのアフロを見て「ボリュームを無くした方がいい」なんて言わないように、「ボリュームは悪だ!みたいな乏しい価値観は捨てた方がいい」とみんなに言われました。日本人は肌の色も髪の色もみんなとても似ていて、少しでも他と違う部分があると攻撃される。そういうのはここでは少ないんだから、マキコはもっと堂々していなさい!そう言われました。「むしろボリュームが羨ましいし、それを生かした方がかわいいよ」と言われて、なるほどそういう人もいるんだねと思いましたよ。みんな優しいね、ありがとう。


(ま、ブローしてもらった髪も、自分でシャンプー&自分で乾かせばこんな感じになりますよね…↓)

髪は多いままだけど、しばらくこのまま生活を続けてみます。

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