2023-08-15

ぶちぎれた話

書くのも嫌な、怒りとともに恥ずかしい、どうしようもないどうでもいい話をします。ちょっと長くなるかもしれないので興味ない人は飛ばしてくださーい
 
 
こちらSaint Nazaireの写真。
ブチ切れてどうしようもない状態で撮った写真。

 
昨日8月14日は月曜日で、朝わたしはNantes発 Saint Nazaire行きの電車に乗っていた。これから2週間かけて巨大壁画を完成させるためだ。

今回は初めてアシスタントなる人が付く。その人は私よりもひと回り年上の男性で、自身も絵描きである。全然知らない人で、市が見つけ出した人である。
月曜の朝9時半ごろ現場に着くことは、市の担当の人とそのアシスタントの人に先週メールしておいた。市の人からの返事はなし。アシスタントの人は「おっけー!僕は10時くらいに着く」とのメールが来た。しかし日曜になって「あぁごめん!曜日を勘違いしていた、僕は火曜日からしか来れない。でもそのことは市の人に伝えていたけど、牧子聞いてなかった?」と。

その時点で、かなり憤りを感じた。わたしは月曜から描く気満々だったので、落胆した。なぜなら彼がいなければ作業できないのだ。今回壁画を施す壁は縦に長く、200m2もある。そのためクレーン車を借りたのだが、運転免許を持っているのが彼なのだ。
その時点で私は苛立っており、制作日数が1日減ったことに少しストレスを感じる。全部で2週間かかると見込んでいたので。しかもそのあと他の仕事があるからすぐ南に帰るから急がないと。

そして話は戻る。
月曜朝電車に乗っていると、市の人から電話がかかってきた。
 
「牧子、、プロジェクトは16日からなはずだけど?」
 
「え??」
固まる。
 
最初の最初っから、ずっと14日スタートだと言っていたはず。
メールを見返すもやっぱり「14日」と書いてある。
 
「え、でも、最初からずっと14日ということでメールを交換していましたよね?いつから16日に?」
 
 
どういうことだ?
市の人もよくわからない様子、とにかく落ち着くために電話切る。
 
とりあえずSaint Nazaireに着く。
 
作業するための道具(筆やローラーなど諸々)を注文し、市役所宛に郵送しておいたのだけど、もちろんフランスのめちゃくちゃな郵便システムのため届かず。駅から30分ほど歩いた郵便局に保管されていたので取りに行く。商品自体はそんなに大きくないのに、段ボールは人間が2人くらい入れる大きなものになっており、一人じゃ持って帰れない。市の人に来てもらって車に詰めた。
 
 
わたしはこの時点でかなり怒っていた。
いつから16日になっとんねん。。。
それ知ってたら南でもっとゆっくりして他の仕事進めてから来れたのに。。。
 
 
ちなみに大量の絵の具も前から注文していて、市も支払いを済ませてくれていた。ただ商品の郵送はしておらず、Saint Nazaireから15分程度のお店に取りに行かなければいけなかった。私は勝手ながらに、市の人が取りに行ってくれていると思っていた。まず近いし、このプロジェクト自体の段取りや大家さんとの連絡等の運営はすべてその市の人がやってくれていたので、勝手にそう思い込んでいたのだった。(勝手に人に期待するのはもう止めないと)
もちろん絵の具は取りにいっていない。では今から行こう、と思って店舗に電話するも繋がらない。14日月曜日は特別にお休みだった。なぜなら8月15日は祝日(Assomption  聖母被昇天祭)なので、よくPont(ポン=橋) というフランスならではの技で、休みと休みの間に挟まれる普通の平日も休みにして、連休になる。
(ちなみに絵の具を売っている店舗のサイトには月曜日は開いていると書いてあり、14日の休みに関しては言及されていない)
 
絵の具もないし、アシスタントもいないし、何にもできないじゃん。。。
 
私は多分人生で初めて
こんなに人前で、キレた。
もちろん怒鳴ったり侮辱言葉を使うことは絶対ないが、はっきりと思うことは言った。市の人は謝っていたが、なんとなく平謝りのようで、それがさらにイライラを募らせた。
彼女は駅まで送ると提案してくれたが私は断り、自分の頭を冷やすために歩いて駅まで戻った。
 
 

ナントに戻る電車の中で、市の人からメールがあった。何度も謝った上で、「でも、アシスタントの人が我々に送ったメールには最初から『16日から27日まで』予定が空いている、と書いてある」と。そしてそのメールを見ると、たしかに16日と書いてあったのだ。
私はその瞬間、それを見ていなかった自分をとても恥ずかしく思ったが、同時に、他のメールにも目を通した。それ以前は市の人と私の間でずっと「14日から」と書いてた。
 
彼のメールひとつでスタート日が変更になったことは、もちろん一度も話題に出ていなかった。
 

たしかに自分の見落としは認めるし、そのことは彼女に謝った。
けれど、そんな大事なことを一度も改めて確認・共有しなかったのはなんかな。。。と思うのであった。プロジェクトを運営するにあたってあまりに情報共有がなさすぎた。
(例えば初めて私が現場に打ち合わせで来た時も、前日の夜まで私が何時にどうやって来るのか聞いて来なかった…2回目の時も然り)
今回のプロジェクトの運営は市の人がすべてする、と思って任せたのがいけなかった。報酬は少なめでもいいので、運営をお願いしたい、と言って信用したのがよくなかった。


気を取り直して
それなら翌日の15日(祝日)からプロジェクトを始めよう、と市の人・アシスタントにメールしたならば、アシスタントから「祝日はクレーン車の運転が禁止されている」と返事が来た。
 
知らんがな。。。。
 
なんでそんな大事な情報を今言うんや。。。
じゃあ週末ももしかして使えないんじゃ、と思ってメールすると、本来はダメらしい。うそや。。
なので市の人が特別に許可を「これから」お願いするんだと。
私を再びイライラさせたのは、彼女もアシスタントの人も「1週間半あれば大丈夫でしょ!」みたいなメールを送ってくるんだが、それを決める・進める・実行するのは「私」である。あなたたちに何がわかるのだろうか。
 
 
ものすごく軽率に扱われている気がして、本当に腹立たしい。
自分自身がちゃんとメールを見ていたなかったのもイラつくけど、もしちゃんと私が16日って見てたら、絶対市の人にその確認してるけどな。。
 
仕事だからやるけど、もうやる気ほとんどなくなっちゃったよ。。。。帰りたい。
 
 
 

 
そんな感じでもう頭の中がめちゃくちゃなままナントに帰って来て、兄のアパートに戻って来た。全てを話すと兄は一緒になって怒ってくれた。笑
この際なので兄と思いっきりバカンスを楽しむことにした。
写真は前日のものもあって前後しますが。
兄の庭
もっと自分がしっかりしないと。
こんなにむしゃくしゃしたのは久しぶりだ。後味が悪いったらない。でも後味どころか、まだ何にもこのプロジェクト始まってないんだな。。。

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