2022-12-28

マレーシア・ペナン②

ペナン2日目。
蚊はいっぱいいて、しかも飛ぶ速度が速い!なかなか倒せない。でも長旅で疲れているから寝れる。奇跡的に全く時差ぼけがなかった私。ジェレミーは1週間以上も時差ぼけに苦しんだので「信じられない!」と驚いている。
しかし元気だったのは昼頃まで。なんとそのあとちょっとした事件が起きる。
 

ペナンの何がいいって、まずすごく平和。そして食べ物や飲み物が全て安い。ただお酒はフランスより高い。さすがイスラム国。写真は後日のものをランダムにのせてますー 昼から飲んではない
 
 
お持ち帰り用のスイカジュース。120円くらい
フードコートで頼んだコーヒー。
左がアイスコーヒーミルク入り、右がアイスブラック、なはずだけどどちらもたっぷり砂糖が入っている。ジェレミーは甘いものを全然食べたり飲んだりしないので、半分も飲めてなかった
バナナの皮で包まれたもの インド料理だったと思うけど名前忘れた
ジェレミーのアトリエ

ギャラリーやお店がいろんなところに。
 
午後から少しずつ用を足す時に違和感が出てきた。
 
膀胱炎っぽい。今までに何度かなったことがあるけど、薬局で買えるサプリメントを飲むとすぐ治る程度。だから今回も薬局を見つけて何か薬を買いたいと思い、ジェレミーと薬局を探す。
探しているといよいよヤバい。大型ショッピングセンターに薬局を見つけたが、まずトイレに行かなければ。用を足すと、びっくりなことに血が混じっておるではないか!なんじゃこりゃあああ
私はパニックになり、ジェレミーにそれを伝える。痛みもどんどん増す。薬局に駆け込んで拙い英語で伝えると「膀胱炎のための薬はこれね。でも血尿が出るのなら、絶対にすぐクリニックに行った方がいい」と言われたのでクリニックを探す。
 
そのとき携帯で「血尿」という単語を調べると、ものすごい多種多様な結果が出てきた。私はもしかして重い病気なのではないか、こんな辺鄙なところでこんな病気が見つかって、あぁどうしたものか、もうすぐフランスに戻らなければいけないのでは、、、!!とめちゃくちゃ狼狽えたのであった。それをジェレミーに伝えたところ
「牧子、今の時代『腰が痛い』って検索をかけるだけでも同じような結果が出るよ。心配しないで、絶対大丈夫!!」
とすぐに言ってくれて、この彼の言葉にもんのすごく安堵した。
(たしかに、だいじょうぶかも。分からないものに対して理由もなくおおげさに反応するのは良くないよね)

 
インターネットでジェレミーのアパートのほんのすぐ近くにクリニックを見つけた。しかも!前日たまたま見かけた猫(椅子に座っていたあいつ)のところが、クリニックだったのだ。そこがクリニックだなんて全然気づかなかった!
 
さて 最強に痛い。
 
 
その時点でもう19時半を回っていたと思う。しかもその日は12月24日。フランスならもう何もかも閉まっているであろう。 病院の救急に行っても何時間待つか分からないレベル。
いざ、不安な気持ちでクリニックのドアを開けるとドアが普通に開くではないか!!受付の人も普通にいる。「医者に診てもらいたい」と伝えると
「あー今ご飯食べに行ったから、1時間後くらいにまた来てくれる〜?」
と軽い返事が返って来た。
わたし、拍子抜けした。
しかしこの軽い感じが、ものすごく私を救ってくれた。
あ、なんか大丈夫かも。と。 

一度家に戻り、さっきもらった膀胱炎の薬が効いてきたのか、楽になってきた。でもまだ血は出る。
1時間してクリニックに戻る。パスポートを見せてしばらくすると自分の名前が表示される。
 
 「ミス、2番の部屋に行ってくださーい」
その部屋に行くと、インド系?の50代らしき医者らしき人がマスクを鼻下までずらした状態で「ハロー」と言った。独特な訛りの英語。ギリギリ分かる程度。ジェレミーはこちらの人の英語に慣れているから全部わかるっぽい。
 
医者「で、どうされました」
私「午後から膀胱炎の症状が出て、痛みもあります。っていうか血尿も出るんですが!」
医者「ふーむ。。。膀胱炎ね、血も出るんだね。。。年齢は?」
私「35です」
医者「25ね、」
私「違います、35です、3と5!血尿なんて人生で初めてなんです!!」
医者「え、初めて??はっはっは!(なぜかここで爆笑)35歳で初めての血尿??いやーーーきみ、よっぽど健康なんだね〜〜!!やーー羨ましいよ、いままで何も大した病気してないんだねーーー(ずっと笑っている)35で初めての血尿かーーー」
 
私、めちゃくちゃあっけにとられる。
しかしお医者さんがあまりに爆笑しているので釣られてめっちゃ笑う
(35歳で初めての血尿がそんなに面白いのか?) 
でもお医者さんから意地悪な感じは全くせず、ただひたすら安心させてくれた。
 
 
医者「尿路感染症だろうね。抗生物質の薬5日分出すから飲んでね。膀胱炎の薬も同じやつもう少し出しとくねー」
私「あ、はい。。」
医者「これで大丈夫。何も心配はいらないと思うけど、もし万が一5日経っても治らなかったら またきてねー」
(そのあとパソコンをカタカタしている おそらく処方箋書いてた)
 
医者「ところできみたち、どこから来たの?」
私「えーと、フランスです。」
医者「え??」
私「私は日本人ですがフランスに住んでます」
医者「だよねーーー!フランスっぽくない顔しているからびっくりしたよ」(突然ジェレミーを見ながら)「ところでフランスはW杯の決勝戦惜しかったねーー!!!」

最後サッカーの話をするお医者さんがあまりにウキウキしてて、今までの診察は一体?と思うほどだった笑
 

そのあと受付で診療代(50リンギット)と薬代(およそ35リンギット)全部で85リンギット(2500円ほど)払った。びっくりしたのが、薬をその場で買えたこと。処方箋持って薬局を探さなくて良いって、本当に便利すぎる。しかも24時間空いてるそうだ。それでこの値段は本当に安いと思う!!
 
 
何故だか分からぬが、わたしは相当安心したのか、
薬を飲んでもないのにその時点でかなり痛みは和らいでいた。血もだんだん薄くなって、夜には普通の尿の色に戻っておった。なんだったんだこの午後のアレコレは。。。夕食も普通にモリモリ外食した。なにこの回復力。


とにかく今はめっちゃ健康で普通にしています。抗生物質も飲んで、まったく痛みも何にもありませーん。
異国の地で病気になるのは本当に怖い。本当何事もなくて良かった。お世話かけましたーありがとう。

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