2010-12-11

④撮影&自然や素直さ

星空の下 眠った翌朝、
今度はラクダではなく車に乗ってホテルに戻る。
ラクダで2時間かかるところ、なんと15分…
昨夜ラクダで内ももをやられた私たちは
喜んで車に乗り込んだんだけどそれがひどかった!!!

またもや揺れる揺れる・・・・!!


私は車の「上」に乗ったのね。

つかむ部分はあっても、シートベルトなどまず無いので
ボーとしてたらマジで落とされる。
だからある意味ラクダより"酷"、なのでした。

私の叫び声、砂漠に響く…(-_-)

トモ子嬢を撮るなんてこと出来るはずなく、
それでも最初ちょっとだけ撮る。
揺れまくり雑音入りまくり・・・あぁ


その後トモ子嬢と私は撮影の準備。
ひたすらシールを貼る。
丸々6時間 部屋から出ずに作業してた私たち。
それはそれは不思議に思われたでしょうに。
ホテルはシーーんとしてて人影もない。
落ち着いたそこの雰囲気とは裏腹に、15時から砂漠特別ツアーを予約してあったのでその時間に間に合わせるため2人はかなり必死。
♪♪Pafumeの3人と一緒に頑張った!(笑)


実は、
今回一番2人が心配していたのは、トモ子さんが
「体を露わにして撮影できるのか」だったのです。
裸はイスラム教への冒涜にあたるとされている。
シールを貼ってはいるものの、
トモ子さんはズバリもう つまりは裸なもんで、

逮捕されるかも、と

2人で本気でドキドキしていた。

準備中、徐々に「コフネコトモ子」が出来上がっていく姿は手伝っている方もワクワク・楽しみなんだけど、その一方でその逮捕問題があるからどこか気持がすっきりしない。

15時きっかりに何とか終え、さぁいざ外へ!
トモ子さんは毛布で体を包む。


あ、早速現地の人…!

「あ、入り口で車が待ってますよ」


…?
あれ、意外に普通の反応。
運転手が入り口で待ってた。トモ子嬢と私乗り込む。

運転手の彼:「すごいね〜綺麗だ!」
2人:(苦笑い…)

撮影場所に着いて、
もう毛布なんてくるまって撮影してる場合じゃない!と、
思い切って2人でその運転手に聞いてみる。


マキコ:(申し訳なさそうに+笑顔絶やさず)
「彼女、こうやってシール貼ってますけどぉ…
 それが実は全身貼ってあってぇ…
 肌は見えてないんですけどぉ…
 これってタブーなんでしょうかぁぁ…??」


運転手:
「すごい綺麗だねぇ。…えっなんで、何も問題ないよ?」



・・・・おっっ!???

・・・ いいの??? マジ?

おーーー やったーーーー!!^^
2人でテンション急上昇!!!


こうなりゃ撮ります撮ります◎
(↓こんなヒドイ表現しかできなくてスイマセン
みなさんも誤解しないで!本物のトモ子さんは数百万倍美しいので!)

2時間と言われてたけど結局3時間砂漠をウロウロ。
黒の砂漠、今はもう誰も住んでいない集落。
いっぱい廻りました。


無事撮影は終了^^
二人して逮捕されなくてよかった…

その夜の夕食。
2人とも終わってホっと安心、タジンも美味しかった^^


そういえば
移動中の車内、
ずーっと運転手さんがトモ子さんを口説いていた。(笑)
トモ子さんがはっきり
「結婚する気なんてない」って言っても、
彼は「いや、今じゃなくていいんだ。まずは今夜少し話をしよう。そして明日電話番号を交換しよう。それでもし気に入ったらまた何週間後に会いに来て欲しい。」

…彼、マジなんですよ。

そう、前回モロッコの男達はいっぱい声をかけてくると言いましたが、砂漠で出会ったヒト達に関して言えば、彼らは本気です。そう、マジで真剣な顔して交際を申し込んでくるのだ。観光で数日しか会えないって分かってるから、その短期間に彼らの本当の気持ちをどうにか伝えて相手に理解してもらうしかないのだろう。

彼らは熱い!
これだけ男らしいヒト、いるもんなのね。
好きだから好き、人の目なんて関係ないんだ。


自分の気持ちに嘘はないんだ。すごい。
これだけ自分に正直にいられることって本当素敵だ。

今回星空や砂漠に出会えた喜びより、
現地のモロッコの人々に会って話をしたことが
私の最大の思い出。


ありがとう、出会いよ。


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さて モロッコの街中をば。


これは砂漠で泊まったホテル。リゾートじゃん!
なんちゃって観光客がそこに1名。

マラケシュ市街地で泊まったユースホステル。

そこの朝食。

一泊750〜900円くらい。朝食込み。

マラケシュ空港。


そんなこんなでモロッコ、すごく良い経験になりました。本当に行って良かった。トモ子さんとの旅はこれで2回目だけど、彼女の話はとても面白いし何より私は彼女のやってることが好きなので、こうしてお供できてすごく幸せです。毎回時間に追われてのシール貼りは本当心臓飛び出そうですが(笑)


ナントに戻って制作に明け暮れる。
これが私の現実。

ナントに帰った翌朝、
自分のうちから朝日が見えて あぁ幸せだなぁと思った。
そう、砂漠で見た朝日の色と同じ。
世界でどこで朝日を見ても、
見ている自分は自分、
光を感じるのは結局自分なんだよね。



モロッコでお腹いっぱいになりました。

しばらくはしっとり学業に励みます^^
さぁ頑張るぞ!


そして前より少しは自分に正直になる。
これ、砂漠の彼らに学んだこと。

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