2019-12-06

無期限大型スト。

12月5日から、フランス全土でマクロン大統領の年金改革に抗議する無期限大型ストライキが始まりました。


私はその日レンヌ郊外でセミナーがあり中心地には行かなかったのですが、フランス全土本当にたくさんの人が参加して大規模なストの始まりでした。セミナーも、引率の方は午前だけでそのあとは
「私、デモに参加するから。じゃね!」と言って行ってしまった。

→ ここで当日のレンヌの様子がわかります。(ouest france)






デモ隊のなかには壊し屋といって、デモに便乗しとにかくショーウィンドウなどを壊してまわる人たちがいる。デモは年々被害が増していて、確かに「怖い」。メディアも壊し屋が起こした惨事ばかり扱うものだから、デモの本来の主張や純粋さが変に誇張されていないか、と思う。デモと壊し屋は全くの別問題ですから。。

ただ、やっぱりフランスだなと思うのは、関係閣僚も声を揃えて「デモをする権利は尊重する」と表明しているところ。以前、日本では「安倍やめろ」と主張した人がそのまま警察に排除されたと聞いて、私は絶句した。それじゃぁ独裁政治じゃないか。



ストが起きて、本当に困ることがたくさんある。
電車や地下鉄が動かなくなるし、数日前は「ガソリンが無くなる」と恐れた人々がガソリンスタンドに長蛇の列をなしたし(これは解決されました)、学校もなくなるし、本当に弊害ばかり。
だけど、そこまで国レベルでやるから皆んな考える。誰だってストがない方がいいに決まってる。けど、原因はストじゃないんだ。そこまでさせた政府の意向や政策が問題なのだ。そこに目を向けることを忘れてはいけない。




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