2023-07-20

車検待ちで考えたこと

車検に行って来た。30分後に戻って来てねーと言われたけど外は灼熱なので、クーラーの待合室でゆっくり待つことにした。椅子に座って視線を落とすとこんな雑誌。
こんな雑誌、買ったことも見たこともない。
車の雑誌は、新しい最新の車の形やデザインを見て楽しめるかもしれないが、いわゆる女性雑誌はパラパラ見て 全然そそられなかった。。。
 
そういえば、けっこう前に卵子凍結の話をしたと思う。
そのための検査などしたし病院にも話を聞きに行ったんだけど、結局辞めることにした。
 

卵子採取するに至って、過酷な準備期間がある。
病院で医者から淡々とその説明を受けた時に、私はボロボロとお医者さんの前で泣いてしまったのだった。あまりに大粒の涙で自分が驚いたくらい。なんで今泣く?と自分に疑問を投げかけるも、止まらない。とにかく目から水が出てくる。
 
私の担当医はおそらく自分よりも10歳ほど若い女性で、とにかく淡々と・難しい単語も躊躇なくバンバン使う。はっきり言ってめっちゃキツイ言い方。途中で分からなくなって、聞き直す。きつい。
 
病院に定期的に通わなければならない。
自分で何本も注射を打たなければならない。
データを見せてもらったら 私の体で卵子凍結をしても、実際にその後子どもを人工授精で授かる可能性が、思ったよりはるかに低かった。これだけの手順を踏んで辛い思いをしても、これだけ可能性が低いんじゃなぁ、、、と、あまりに不甲斐なさを感じた。
 

泣いたのは、多分
 
医者が怖かったから。
注射や麻酔が怖かったから。
自分の体は無能なのかと思ってしまったから。
それでも決行したとして、忙しい中無理にでも予定を合わせて病院に通って苦労して、でもどうしてパートナーは何も苦労がないのかと不平等を感じて激しい怒りを覚えたから。
 
そして何より
自分の気持ちが全然分からないという
気持ち悪さ。
 
 
自分は本当に子どもを授かりたいと思うのかが、自分でも本当にさっぱり分からないのだ。

子どもを持つ人はみんな口を揃えて「子どもはいいよー」と言う。「後悔しないよ」とも言う。でも世の中にはそんな人ばかりではないじゃないか。虐待する親もいるし、ネグレストする親もいる。だから「絶対に後悔しないよ」なんて、無責任によく言えるなと思う。
勝手に人の人生決めないでよと思う。
 
年齢的にゆっくり考える時間がないのももちろん分かっているが、どうしても心の底から子どもが欲しい!と思うのかが、本当に自分で分からない。友だちの子どもを見て「いいなぁ」と思ったり「大変そう」と思ったりする。日によっては「すごく羨ましい」「欲しいな」と思う日もあれば「やっぱり私は子どもはいらないかもしれない」と思う日もある。
 
難しい。
自分がわからん。
常に制作のことばっかり考えている頭だからかもしれない。
 
世の中には子どもを持たずとも幸せな暮らしをしている人がたくさんいるし、それもすごくいいなとも思う。
40歳後半で出産する人もいるから、大丈夫!なんて言う人もいる。私の体がその年になっても出産できるかなんて分からないのに、そんなの全然励ましにもならないよー
 
逆に「子ども産むな」っていう友人もいて、もー黙っててって思う。


私の両親は何にも言って来ないので、素晴らしい。
色々言いたいこともあるだろうに、ありがとう。
逆にパートナーの両親や近い友人がけっこう「産め」だの「産むな」だの言ってくるので、すごく体に悪い。まじでほっといてくれ。
私の人生は私のものだ。自分でも分からないのに、みんなにわかるわけないじゃん。みんな色々言うけど、結局子どもが出来たら育てるのは私とパートナーだし、産まない決断をしてもし後悔しても私の責任じゃん。
考えすぎーとか出来たらそれでいいじゃん、と言う人もいるが、そんな楽観的にいられないよ・・・私けっこう先まで忙しいから、どうなるんだろーとか不安に思ったりもする。なるようになる、のかもしれんけど、最近ちょっと色々考え込んでしまいます。
 
「私は子ども産まないから」と決めている友人もいたりして、私は「なんでそんな風に決められるんだろうか」と不思議でしょうがない。自分がどこまでもわからん。
 
 
話は戻るけど 車検、無事 終わりました。

1 commentaire:

Kenken a dit…

フランスに半世紀いる元日本人はこう思います。子供が欲しくなったらつくる。できない時は養子を取る。自分の子供として育てれば幸せは同じ。

 
コルテオ 太陽光発電