2010-04-15

TAKESHI KITANO 展

日本ではどのくらい知られているのか、


今パリのカルティエ財団美術館Fondation Cartier pour l'art contemporain では ビートたけし展が開催されています。
大盛況により会期延期の事態。

先週末行ってきました。


私は実は、北野武映画作品を見たことがなかった。
芸人のたけしが好きで、それを何となく固持していたかった。大人のためのきわどいジョーク・彼にしか言えない毒舌など、誰にもまねできないことをサラッとしちゃう。それでもって根本的なルールからは逸れていないという。押さえるところは押さえている。(私みたいな素人の言うことだけど)

映画監督としてフランスでかなり有名で、特に若者の間では大人気。
たけしに憧れてこの夏から芸大に通うフランス人の友達がいるくらいです。

でも今回のカルティエ財団での展示は、今までフランス人が知らなかったんではないかというたけしの裏側満載。
たけし軍団が昔(今も?)やってたあんなことこんなこと(危険な動物とふれ合うとか車ごと海に飛び込むとか火の中に飛び込むとか)、あれをビデオで流してたりするんだけど、みんな寝そべって大笑いして見ていた。私もじっくり見たことなくて、そこにいた皆さんと一緒に声を出して笑っていました。

彼自身が語るように
「アートって特別なものじゃなく、みんながすっと入って行きやすい、型にはまらない、もっと気楽なものであるべきだと思うから」
というのは、今回展示を見てまさに。

色々な肩書きを持つTAKESHI KITANOです。けど
もうむしろ肩書きがTAKESHI KITANOなんじゃないかな。


これから少しずつ彼の映画を見ることにする。
まずは座頭市を見ました。

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