2011-08-21

⑥南にお別れ

南仏のゆっくりした生活も終わり・・・


アヴィニヨン→ナントまで電車で
6時間かけてお家に帰宅。
インターネットの繋がりが悪く、
ブログの更新が遅れています。
今は昔のお家に来てインターネットしている。


さてさて帰りの電車。
電車に乗ってるととにかく見えるのは畑・緑・たまに家。
大きな街と隔離されたこういうお家に住んでいる人たちの生活は一体どんなものなんだろうね(・o・)


相方のママが住んでいるのもアヴィニヨン近郊の田舎。
そうそう、彼女宅の近所に住んでいる人(田舎に生まれ育った人)
と話す機会があったんだけど、
まずその訛りが凄くてそりゃぁ驚いた(*o*)。
ドイツ人で翻訳の仕事などしている女性(彼女も長いことそこの田舎に住んでいる)とも話したけど、彼女も南の訛り全開!!

例えば「元気?」っていう
ça va bien?(サヴァ ビアン?)

が、

「サヴァ ビエェ〜ン↑???」

に(*o*)。

"いっぱい"っていう意味のPlein(プラン)って単語も

「プレぇ〜ン↑」

となってたもんだから、もうもうカルチャーショック!
すごいぜ南の訛り!!!!注意して聞かないと分かんない(*o*)
それでも分かんないけど(笑)


相方ママによると、田舎で育った人でも本当さまざまらしく、
全然訛りの無い人とめっちゃ強い人と。それぞれだ。
どうやってこの違いがでるんだろうね。

私が今回田舎の人と話した時、彼は最初あんまり訛り無かった。
でも段々お酒が進むにつれて隠しきれなくなったようで、
本来なら打ち解けて話しが進んでいくはずが
少しずつ彼の訛りが強くなって
話が続かなく・分からなくなっていってしまった(笑)



これだけ田舎に生まれ育つことは結局どうなんだろう
という話に戻るけど、
私が今回出会った田舎の人は皆自分たちの村が好きだと言ってたけど、しきりに「冬はすごく寂しい所だ」と言ってた。夏は気候が気持ちいいしヴァカンスで人も川に泳ぎに来るし良いけど、冬になればガクーんと人気は去るらしい。
「南仏の田舎」と聞けばなんだかのんびりして、豊かで、そりゃぁ素敵な生活を送っていそうだけどそれは夏の間だけらしい。

それを聞いてすぐに思い出したのがモロッコの男性陣。
彼らは、彼らの住む所が世界で一番だ、と言い切っていたから。
いつ来たってここは美しい。最高の場所だ!と。


自分が住んでいるところをそういう風に言えるのって
素敵だなぁと私は思う。

自分を大好きな土地に身を置いて生活を楽しむ。
最高の贅沢。最高の祝福。。。(*o*)


色んな生き方がある。
一つの場所に家を構えて住んだり
色んな所を転々としたり。仕事をしながら探したり。
好きではない土地でも仕事の関係で住まなきゃいけなかったり、色々。



私はフランス語を少し習得したことで
私の知らない異国に育った人と話が出来るようになったわけだけど、
モロッコの男たちや南仏の田舎の人、ボローニャの生き生きした若者達やもちろんナントの友達から聞く話は本当めちゃくちゃ面白い。そして彼らなりにシビアな問題を抱えていて、人生を楽しみながらも戦っている、悩んでいる。 

英語がもっと出来ればいいんだけど…
まぁ、少しずつ。



旅っていいけど、私の中で今はもう
「何かを見に行きたい」から旅をするのではなく
「誰々に会いに行くから」っていう理由にシフトされつつある。


実は今回、相方ママとの話が一番面白かった。
相方がどのように育ったとかそういう話もそうだけど、
何より彼女の考えや生き方にとても興味をそそられた。
女は強いぜ。


色々言いたいことをザクザクと書いたから
結局何を言いたいのかよく分からないけど
久々の日本帰国を前に、色々思いは巡ります。



今はもう懐かしい南の写真。







「アヴィニヨンの橋の上で」
で有名なサン・ベネゼ橋
駅。


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