2024-01-15

Nantesで文化的な1日

オープニング翌日。
PHAKT に寄って、写真撮って、みんなにバイバイ。
市内。
この上の球体のものと落書きだらけのこのボックス?の対比がすごい。
 
ナントへは電車で1時間半ほど。
 
本当は直接トゥーロンに帰ろうと思っていたのだが、私のフランスの母でもあり姉でもあるEが「12日の夜にオペラですごく良さそうなものがある。牧子、チケットとれるでしょう、一緒に見に行こう!」と言われ、ナントに1泊寄ることにした。私はEにいっつもお世話になりっぱなしなので、オペラのチケットがたやすく手に入る私の特権(年間プログラムの全ての絵を描いている身分だし…)をフル活用して、2人で楽しむことになったのだった。
 
 
ナントのEの家について荷物をおいて、さっそく出発。
この日は特別に文化的な日だった。
まずは2人で美術館に行った。 16時くらい。

Suzanne Valadonの回顧展。
あのモーリス・ユトリロの母親です。
独特な顔を描くんだわ。輪郭線もすごく強い。当時の芸術界で女性としてやってきた人だからかわからんが、とにかく頑固な顔をしている。描くモデルもものすごく力強くてたくましく描かれているような印象。

Eとあーでもないこーでもない(ほぼ笑ってばかりだったが)と言いながらゆっくり見て、そのあと現代アートの常設展も見た。アニッシュカプーア、彼女に言われなかったら気づかずに素通りしていました。
美術批評家と一緒に展示を見るのはめちゃくちゃ勉強になる。展示作品の作者を直接知っているEは、作品の話をするときの思い入れが違う。
 
 
あっという間に夕方になり、今度はZOO Galerieのオープニングへ。18時半くらい。
移転してからもうけっこう経つのに、初めて行った。。。
やっぱナントに長い間住んでただけあって、たくさん知り合いに会いました。
 
 
21時に始まるOrlandoを見るため、少し前にオペラ入り。
この絵は自分でも気に入っている。
 
4人の演奏者と、たった一人のダンサー兼歌い手。
彼のキャパシティと表現力に度肝抜かれた。。。終始ずっとゾクゾク。すごすぎて、なんか最後少し麻痺してた。男性が女性の役を演じたのだが、最後ぜったい観客みんな彼(女)に恋していたと思う。
 
こんなすごいもの見ちゃったら俄然制作欲湧くじゃん!
去年の春か、プログラム用の絵を描いたとき 私はしっかり映像を見たはずなんだよね。すべての作品はいちおう十分に調べているつもりだから。でも画面で見るのと会場で見るのではこれだけ違うのかって、今回心底思いました。
 
そのあと友人Lに連れられてみんなでブロコスというところに行き、
なんちゃってDJをして、
夜遅くやっとみんなで家に帰って、チーズとブリオッシュをむしゃむしゃ食べ、就寝。
非常に文化的で すごく濃い1日だった。
思えば1ユーロも払わなかった。美術館はアーティストカード?でタダ、オープニングはもちろん、オペラも招待なので。
ブロコスでのソワレも。色んな人がお酒を持ち寄っていたし。
 
私はここ最近、お酒の必要性を感じなくなってきており全然進んで飲まない。飲んでも最高1日2杯まで。飲みすぎると翌日に響くので、その翌日を有効的に過ごすためにはお酒は全く必要ないのだ。そもそも味、好きじゃないのだ。すごくいいことのような・悲しいことのような。
 
 
 
翌朝のんびり、パリ経由で電車に乗ってトゥーロンまで帰った。
パリから南下するとき、雪景色を見ました。

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