2011-09-26

これから1年

私は6月にナント美術学校のDiplôme(卒業資格)を
得たにも関わらず、なぜまたナントに戻ってきたのか。


それはなぜかといいますと、ありがたいことに
ナント市が管理するMaison de Quartier Champs de Mars
2011-12年度アーティストレジデンスのメンバーに選ばれたからです。
Quartier Madeleineにあるソレは、
地域の皆さんとプロジェクト活動をする目的で
毎年6〜10人のアーティストを公募し、
1年間無料でアトリエを貸し出しています。


6月終わりの卒業試験翌日、展示のためボローニャへ発つ1時間前に
約10分間のプレゼンを済ませた私は、
後日 採用の知らせを受けガッツポーズをしました。
あのときは忙しかったね・・・


これこれ、アトリエの外観。
すんごく綺麗な建物!
制作をするのに場所は必須、
特に家と作業場を分けたいと考える私には本当に有難い。


美術学校の先生とはコンタクトをとり続けながらも
時には会って話をして 自分の研究をすすめるつもり。
美術学校に居た時とは違って一気に環境が変わって、
今度は生の人間相手にフランス語でアトリエを開くっていうのは
けっこう至難の業。
でもすでに、絵画的書道、と題する私のアトリエ教室に興味を持ってくれてるおばさま方が多数いるとか。どうなるんだろうね。ね〜


でも入居(っていっても家は別ですが)の段階で
すでになかなかヘビー。。
というのも準備書類の作成がなかなか面倒。
主に保険とかです。 突然の火事とか、アトリエ教室中に誰かがケガしたりしたら大変だし・・・

それにしても美大で習わないこの手の
「アーティストとして世の中で活動する」方法を私たちは知らなすぎる。
まして外国人だからって容赦無いし、この国。
美大で一度も習ったこと無い。
それは日本でもフランスでも一緒。

今回も登録用紙私に渡して「じゃぁお願いね」だからなぁ・・・
そりゃ泣きたくなります。
滞在許可証も毎年審査厳しくなってるんじゃないかな?




と、いうことで学校が終わっても毎日面白そうな日々が続きそうです。
ブログもこれまで通り書きますよー

また今年度もよろしくお願いします。


(先日のシャルルド・ゴール)


あ、これ以前金沢に帰国した際撮りました、
金沢美大でお世話になってた つるや画材店のお兄さんと。
いやはやお互いに変わってませんネーって話した(と思う)。

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