2009-11-29

ロンドンの話。

ロンドンはヨーロッパ?

…と思い続けた3日間。
というのも、
私の頭にある「ヨーロッパ」というのは、人間くさくてごちゃごちゃしてて、人がぶつかり合いながら生活をしている。そんな世界。
だけど、

今回私が訪ねたロンドンという都市は
とってもドライ、それでいてスタイリッシュ。

↑Royal Academy of Artsでみたアニッシュカプーアの展示
そして地下鉄構内。


この間の夏、アヌシーで知り合ったハルピーとロンドンで現地集合。目力の強い素敵な方です!
彼女は頼れるお姉ちゃんのようで、一緒にいてとても楽しかった!今頃彼女はモロッコ…。砂漠、うまく歩いているかしら。

ロンドンは
夜に外を歩いていても、フランスでよくいる酔っぱらいや危険なおじさんチックな人が皆無。私が中心地しか歩いてないからそうなのか、本当に不思議な「安心な感じ」が漂ってたのです。
そ、日本のような。

地下鉄は整備されててとってもきれいだし、人もきれいな格好をしている。

(チビサンタたくさん!)


特に私が気になったのは、黒人男性がとても格好いいカッコをしていた。
フランスで見る黒人男性っていうのは(もちろん人様々だけど)、ヒップホップ的なカッコの人・音楽ジャカジャカ聞いてる人・ダブダブGパンとか。日本人の私にとっては少し怖く映ってしまう。優しい人もいっぱいいるだろうに…。
それとは対照的に、ロンドンではスーツ姿にハンチングなんて被った黒人の方がけっこういて、紳士的かつかっこよかった!

(これはテートモダンっていう美術館近くにあったスーパー)
×モーツアルト
×マティス
◎マフィン

×ダリ
×ダヴィンチ
◎(ストロベリーの飲み物)



ロンドンはドライ、と書きましたが
2回、私が地図を見て街をさまよってると「どこに行きたいの?」と親切心いっぱいのおばちゃんや、若いお兄ちゃんに声をかけられた。フランスではメトロの切符を高く売りつけようと声をかけてくれる怪しい人間はいても、親切心から声をかけてくれるは少ない(と思う)。
だから最初ロンドンで声をかけられたとき
「何を企んでるんやこの人はっ…!?」と咄嗟に思ってしまう私。
そういえばユースホステルのお兄さんも、「郵便局どこにありますか」の私の質問に、わざわざホームページで近くの郵便局を探し当て、プリントして私にくれた。これには本当驚いた。蛍光ペンで行く道順も指示してくれる。
カフェのボーイさんは、日本から私が来たと知るとお父さんがHONDAで働いてて、日本で働けたら自分も嬉しい、とか、いっぱい話してくる。あ、これはフランスも一緒?

人がとっても暖かい。
なのに、なぜか街の印象はドライ。
なんでだろう?


テートブリテン、テートモダン、ロンドンブリッジ、など行きました。地下鉄は便利だけど、一日乗り放題券が5.8ポンドでちょいと高い。バスはやたら街を走ってるけど、「乗りたいですー!!!」と主張しまくらないと止まってくれないからビックリした。ちょいと耳にした話だけど、時間内に停留所をまわらないと罰金等の処置があるらしく、運転手さんはかなり時間を気にしてらっしゃるみたい。速度も速い。2階建てで危ないのにねー。

オックスフォード通り、ニューボンド通り、など、とにかくお店が並んでる所は本当にすごい。いわゆる今時のお店(ユニクロや無印良品も)がいっぱい。安いお店から一流なブランド店まで。しかも夜までけっこう開いてる。東京知らない田舎ものが言いますが、ここは東京なんじゃないかと思った。



…ん?まてよ?

金沢⇔東京 間
① 電車:往復¥20,000ちょっと
(乗り換えあり)片道4〜5時間。
② 夜行バス:往復¥10,000くらい
(夜出て朝に着く)

ナント⇔ロンドン
ナント⇔パリ間…往復、電車で40ユーロ(約¥5,500)
(片道2時間)
パリ⇔ロンドン…ユーロスター、往復60ユーロ(約¥8,000円)
(片道2時間)

あれ、安くない!?
ナントからロンドン行くのと、金沢から東京行くの、同じくらいじゃない?
時間も同じくらいじゃない?


すごいーー!ヨーロッパ!!


もちろん早く予約しないとだめで、私は若者割引(18-25歳対象)使ってるから実現することなんですが、改めてすごいなぁと感じる。

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帰ってきてパリで、もう一度オルセー美術館でEnsor展を見る。
遊び心満載でえぐい、この人の作品はやっぱり魅力的。私は版画作品が好きです。

そして昼にパリに来ているロータリー国際親善奨学生のEちゃんと会ったよ。パリを一緒に歩く。彼女の不思議な空気に癒され、感謝する。また会いに行きたいな…

彼女のフランス語が私は好きです。
きれいな発音…あんな風にしゃべれたらなぁ いいなぁ


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パンチ無しご飯

「ロンドンのご飯は美味しくない」

そう聞いたことのある人は多いはず。
それを確かめたいというのも少しあって、ハルピーと有名なフィッシュ&チップスを試す。

もぐもぐ…

ん? 味が………ない??

ない…

ぃや、ない!

うぅん、いやいや、無くはない、超極薄!!!!


そう、味にパンチがない。
割と何でも食べる私ですが、こんなに見た目美味しそうなのに味気がない食べ物、初めて遭遇。
スーパーで買ったサンドイッチも、決してまずくはない。
そう、不味くないんだけど、味が、、、ない。薄い。
こりゃーフランスのサンドイッチの方が数百倍美味しいわ〜!
なんだか誇らしい気持ち。
フランスのサンドイッチは本当に美味しいです。


フィッシュ&チップスを食べたお店、
テーブルには大量の胡椒と塩。
それを見て思った私の意見ですが、
「ロンドンのご飯は、食べる人が自分で味を付ける」
のが普通って考えられているんじゃないのかな。
だからこんなに味が無くてもメニューは生き続ける。
そう、テーブルに胡椒と塩がある限り!!!

でもロンドンにも絶対美味しいご飯なんていっぱいあるだろうし、また来て試します。今回食べたサンドイッチとそれがそうだったのよ。そうそう。

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