2018-11-06

ママドゥ

私が今住んでいるアパート(2人の友人と同居)では
2ヶ月に一度、2週間、ギネアからやってきた移民の男の子の受け入れをしている。

彼の名前はママドゥ。
ママドゥという名前は亡くなったお兄さんの名前で、彼の本名はまた別にある。私は「ママドゥ」という名前が可愛いと思う。呼ぶときなんか嬉しいよね。笑



恒例すぎてもう書くのもためらわれますが、
巻き寿司食べてます。だって皆んなすんごい好きなんだもん。

ママドゥは今18歳で、高校に通っている。来年バカロレアを受けるのが目標。今後は身分証明書と滞在許可証を得て、自分のアパートと仕事を得たい。


ギネアで6人兄弟の末っ子に生まれるも、16歳のとき最愛のお父さんが亡くなる。それを機にフランスに来ることを一人で決め、 危険を冒してまで小さなボートに乗り込んで地中海を渡ってやってきたのだ。そのときのボートには53人の人が乗っていたそうだ。

そのとき見た光景は絶対に忘れないって。




背が190㎝近くあるママドゥは、一見正直すごく立派な大人に見えるのだが 一緒に生活を共にするにあたり、本当どこにでもいる高校生。思春期真っ盛りで、父の死を思い、友を大事にする青年。

彼の話すフランス語はアフリカ人特有の訛りがあって、慣れていない私は正直時々彼の言っていることがよくわからない。だけど彼も私の日本訛りが時々理解できてないっていうのを、私は実はよくわかっている笑 彼はときどき全部わかったふりをする。笑
私は「ママドゥわかってないでしょうぅ!」って言う。
彼は「げ、ばれた?」という顔をする。
お互い様っす。笑





私が18歳だったときと比べようがないんですが、本当に彼は大人だ。
でもときどき自分の部屋から全然出て来なくって、まぁでも思春期の若者ってそういうもんだよな。。。と、私たち3人はそっとしておきます。



彼は4つの家庭に、2週間ずつ滞在している。
自分の家がないっていうことはかなりストレスフルだろうと思うのだけど、彼はよく頑張っていると思う。早く状況が改善しますように…。


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