2019-08-04

ママドゥとレストラン

先日同居人たちとママドゥと
レストランへ行ってきた。



みんな揃ってご飯を食べに行ったのは初めてだった。彼の分はみんなで奢り。すごく楽しんでいた様子で私たちも嬉しかった。



私とエリーズは秋に友人の結婚式に参加するのだが、その流れでギネア(ママドゥの故郷)の結婚の話になった。

ギネアでは(っていうか隣国もそうだろうが)
男性は4人まで妻を迎え入れることができる。
一夫多妻制…知ってはいたけど、なんかこうして生で話を聞くのは初めて。


ママドゥのお父さんは3人の女性と結婚していた。ママドゥは3人目の妻の子供。それぞれの妻に4〜5人の子供がいるので、まぁそれはそれは大家族だ。彼の母親は彼が小さい時に亡くなってしまったので、二人目の妻に育てられた。
(そして父親も、彼が15の時に亡くなってしまったのでその時フランスに行こうと一人で決断し、一人でやってきた。)


「多くの妻を迎え入れても、それぞれ公平な関係を保たないといけない。これは原則だ。つまりめちゃくちゃお金がかかるんだよ。」




彼はその後
「僕は将来この人、と決めた一人だけの女性と結婚する。もうギネアには戻らないし、僕はフランスで生きていくことに決めたから。」と続けた。




彼曰く、妻がたくさんいるとやっぱりすんごいドロドロなんだって。子供ながらにその(妻同士の)ドロドロ・ねちねちを見てきたそうだ。そんなに簡単なものじゃないらしい。


例えば二人目の妻を迎え入れるとき、
結婚式には一人目の妻は招待されるのか?と私が聞いたら

「まさにそういうところが、複雑なんだよ。(一人目の妻は)普通どっかに遠いところに行ったり、まぁ式には出ないよね。」






男性社会で育ったママドゥには、フランスはどんな風に写っているんだろうか。車の話になった時、彼が
「オートマは女性が運転するものだ」と言って、
その1秒後に「あ、これはちょっと男尊女卑だった…」
と訂正した。
きっとこの訂正は、ギネアに住み続けていたら出来なかったことだと思う。みんな仲がいいのでそれを笑うことが出来たが、彼にはもっといろんな世界を見て、いろんな人に出会って、もっと視野を広げてほしいと思う。




っていうか、結婚の話に戻るけど、
なんで男性は4人の妻を迎え入れることが出来て、女性は一人の夫をもつことしか許されてないんだろうか!ってエリーズが憤慨していた。笑

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