2011-10-14

ジャック、そして久々の"フランスっぽい"

ナント美術学校のアトリエには、ジャックという管理人のおじさんがいます。この2年間、私もとってもお世話になりました。

そんな彼も60歳。定年退職です。
今日はジャックのお別れ会があり、私もありがとうを言いに行ってきました。



学生・教職員合わせてけっこう沢山の人が集まった。
皆が色々ご飯や飲み物持ち寄る。


左奥に見える白髪の彼がジャック。
手前は私を常にからかい続ける男たち。。。
左の先生は私の元指導教官^^大好きMarc!!
最後にはガトーナンテGâteau Nantais登場!
ナントの伝統菓子。ラム酒が効いてます。

もちろん、私はど真ん中から頂きまっせ!!
そして皆後に続く。真ん中に開いた四角い空洞〜
ジャックのいるアトリエは良かったなぁ
最高の作業場所だった。私の同級生みんな言ってる。



実は彼の後任が決まって無くて、
今アトリエはぐちゃぐちゃ。厄介なことになってる(*o*)


鍵を管理する人が居ないから、アトリエの道具類を使いたい学生が居ても
まず事務所に入れない→道具使えない→作業できない→学生来ない
となって、悪循環。
学校で作業できないなんて!


代理として、本校(ナント美術学校は本校と院生用アトリエが離れている)の仕事をしているおじさんがたまに来てるらしい。
でも彼はそれにうんざりしていた。
電話で上司に訴えている場に居合わせたんだけど、彼の言い分がビックリした(*o*)


「もうこんなのイヤだ!なんでボクが学校とアトリエを行き来しなきゃいけないんだよ!!そんなこと出来やしないよ!不可能だ!!考えてもみなよ、だってボク

犬飼ってるんだから!!!!(`◇´)




「え・・・(*o*)」


(い・・・いぬ・・・・?犬って言ったこのオジさん?)
彼曰く、家で犬を世話してるから2つの施設を行き来して仕事をするのは無理だと。確かに学校とアトリエは歩くとゆうに30分はかかるし、でも路面電車なら15分あれば楽にたどり着ける距離。
それを横で聞いていたジャックも、
「そうだ、もっと言ってやれ!両方の行き来を強要するなんて、理不尽だ!!」と犬理由に納得しながらも同時に

「オレも犬飼ってるけどな」とボソリ一言。



っていうかアトリエ管理人不在ゴタゴタで
どれだけの学生が困ってるっちゅーねん!!
まずそれだろう考えるのは!!!



確かにこの不満をぶつけてるおじさんは体が丈夫じゃないらしく、実際負担になるから出来ないとハッキリ言ってた。けど、、、結局犬なのか・・・。しかもそれだけ強く上司に訴える気力や力があるなら仕事もこなせそうだけど。


こういうの、いわゆるフランスっぽいと思っちゃう。
労働者の反発。
久々に見たわ〜こういうの!





徐々に寒いです。天気はよかった◎


パンナコッタ・クリームキャラメル味。。。
これ、ツボです 4つで100円くらい。
日本のプリンに比べて濃厚、最高!

さあ私はアトリエで仕事をします!
犬飼ってないし!

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