2011-10-30

お金のはなし

紅葉がガッツリと目に飛び込んできます(*o*)一方寒さは和らいだ。ラッキ〜^^
ふと思った、フランス人の金銭感覚について。
(というのも前回載せた植物が「金のなる木」だと知らされ、それを真っ先にアトリエに置いた私って一体ど〜なん、と自分で思ってしまった)



この間 他のアーティストインレジデンス仲間と話でもしながらご飯を食べようと、日を決めてアトリエに集まり各自持ち寄りで食事兼顔合わせパーティ〜があった。
(レジデンスには私を入れて計6組のアーティストがいて、
 うち4組はすべてアソシエーションなどのグループ。
 だから全員集まってしまうと大変な人数になるのですが
 そんな心配も要らず 結局15人くらいで丁度良かった)


そりゃ人それぞれだけど、私の周りにいるフランス人友達は
こんな場合でもレストランなんかにいかないし、持ち寄りの食べ物もバゲット(いわゆるフランスパン)にチーズとかパテとか、ポテチ、オリーヴ、タブレとか。
ワインのボトルも安いしね。
こうやって改めて列挙してみると本当に質素(*o*) あらん


本当、こういう時 居酒屋に行く日本人みたいに出費しない。
居酒屋もいいけど、こういう簡単なパーティも楽でいい^^
だからトータルで私300円くらいで済んだ。(・o・) 安ッ
色々あれこれ持って行こうとしていると、うちの相方が一言。
「多すぎだよ、誰もそんなに持ってこないよ。」って。

私は少なすぎかと超心配だったけど、ここはフランス生まれフランス育ちのフランス人を信じて正解。何も持ってこない人も軽くいたし(*o*)これにはびっくり。
でもソレはソレ。誰も突っ込まない。(これがいいよね^^)



友達との飲み会っていっても、誰かの家に各自何か(赤ワインのボトル1本とか)持って行くだけだし安く済んじゃう。

ちなみに大学(公立)の授業料も1年で5万円以下です。
(私立は日本並みに高い所もアリ、大学によってもさまざま)
ナント美術学校も5万円くらいだった。しかもほとんど保険料。
家賃はそりゃパリは高いけど、ナントだと2〜4万円かなぁ
人とルームシェアすると安い。
学生だと国からCAF(家族手当)社会保障がいくらか頂ける。
(家賃にもよるけど、最高で200ユーロくらいもらえる。2万円くらい?)
ボザール(美術学校)には自分でバイトしながら生計を立てている学生はけっこう居る。でも一般大学ではやはり親に支援してもらうのが普通みたい。
高校を出たらすぐ1人暮らしは一般的。


だから確かに旅費はかかるんだけど、「留学=高い!」っていう考え方はいつも当てはまるわけでは無いです。しくみをよく知って節約すれば大丈夫。
イタリア産だけど日本米みたいなお米も10kg=18.5ユーロ(1900円ほど)で買えちゃうし。
ナント⇔パリ(250km)も若者カード使えば電車代往復5000円くらい。ちなみに金沢⇔東京も同じく直線距離で250kmくらいですが、往復学割使って電車代20,000円する。


日本の学生って本当にお金使うと思う。

今思うと高校生の時でさえ、文化祭の打ち上げでレストランとか行ってたからなぁ・・・
それで何千円も払う。高校生が(*o*)
今思うと信じられない。



あぁ、お金の話は頭に良くない!(~o~)
このくらいでやめましょう。

(リュ・ユニーク)
チーズケーキ久々に作った。
自分で言っちゃうけど本気で上手いっす。美味しいんです。

1 commentaire:

kyoko a dit…

学費がべらぼうに安かったり、住宅手当が出るのは、フランス人がたくさん税金を払っているからなんだよ。彼らの給料の4割は税金と言っても過言ではない。うちらはその恩恵を受けている訳で、安い安いっていうのはあんまりいいことじゃないと思う。実際、私の学校は、今年から外国人料金というものが発生し、普通の学生の倍の金額を払わされるようになった。とある先生は、あなたの家族はフランスで税金を納めていないから当たり前でしょうというコメントをしていた。そのコメントは一理あるけど、フランス全部の学校がそういうシステムをとっていないので私は腑に落ちないけど。

あと、家でフェットができるのは、フランス人は気軽に家に人を招く習慣があるからで、日本にはない。日本人は誰でも彼でも家に入れない。そしてフランスの場合、稼いでいる給料、そして与えられるお金も少ないから、必然的に安く済まさざる得なくなっている気もする。それに比べると日本人は学生でもバイトで結構稼ぐじゃない。お父さんはたくさん働いて稼いでくるし。日本は、アメリカよりで資本主義だからお金を遣うことが良いとされている気もするよ。アメリカもいっつも基本は外食だよ、みなさん。この国は逆だね。文化と経済の仕組みの違いだと思うよ。

 
コルテオ 太陽光発電